昨年と比べると生活習慣がガラッと変わった。 その中で一番変わったと思われるのが、風呂である。 これまでの二十数年間、ずっと夜遅く帰宅するという生活をしてきた。 そのため家に帰るとかなり腹が減っている。 そこで、何よりも先に食事ということになる。 食事のあとは、アルコールと疲れから眠気が差してくる。 そうなると風呂に入るのがおっくうになる。 そういうわけで、風呂に入るのは、ほとんど深夜か朝だった。
ところが、今年の3月にその図式が崩れた。 それまでの店舗から、倉庫のほうに異動になり、それに伴い夕方5時半に仕事が終わるようになった。 6時には家に戻っている生活が始まったわけだ。 とはいえ、晩飯の時間が変わったわけではなかった。 嫁ブーの帰宅時間に合わせるため、これまでと同じように夜遅く食べるのだ。
そうなると問題になるのが、6時から食事までの空いた時間だ。 短くても3時間、長いときには5時間もある。 そこで、少しでもその時間を縮めようと、その間に風呂に入ることにした。 ぼくは風呂の中で本を読んだり、居眠りしたりするため、基本的に長風呂である。 そういうこともあり、時間消費にはもってこいなのだ。 ということで、それ以来、会社を辞めた今も夕方風呂を実行している。
さて、そうはいうものの、二十数年の習慣というのはたやすく抜けるものではない。 どういうことかというと、その夕方風呂がどうも慣れないのだ。 本を読んではいるものの、何か集中出来ない。 居眠りはしているものの、熟睡(?)出来ない。 つまり、落ち着かないということである。
その原因のひとつに、長い間、明るい時間に風呂に入ったことがないということが考えられる。 実は、夕方風呂の習慣は、社会に出る前、つまり20代前半までではなく、もっと遡って小学生までしかなかったのだ。 中学や高校時代は、クラブ活動で帰りが遅くなっていたから、当然夕方風呂なんて考えられなかった。 そのため、いつの間にか夜風呂が習慣になってしまった。 社会に出たあとは、仕事の都合もあり、それが深夜や朝にまでずれたというわけだ。
ということで、この夕方風呂、一体いつになったら慣れるのだろう。 まあ、落ち着きが欲しいのなら、元の生活に戻せばいいだろう。 だが、夕方風呂は長年の夢でもあったから、早くこれで落ち着けるようにしたいのだ。 何かいい方法はないものだろうか。
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