| 2006年08月17日(木) |
人が働いている時間帯はどうも落ち着かない症候群 |
土日が休みという会社に勤めている方にはわかりづらいかもしれないが、正月くらいしか休みのない会社、例えばデパートやスーパーに勤めている人間は、「会社が休み」という観念がないのだ。 なぜなら個人的には休みでも、会社が休みというわけではないからだ。
会社が休みでないということは、いくら自分が休みでも、誰かが仕事をしているということになる。 そのため、何かわからないことがあったりすると、すぐに電話がかかってきたりする。
ぼくはよく仲間と一泊旅行などをしていたが、そういう時でも電話はかかってきた。 あらかじめ、その日のスケジュールを会社の人間に教えていたのにである。 そのため、休みの日でも気持ちの半分は、常に職場に置いておかなければならなかった。 ということで、せっかくの旅行も、楽しさ半分だった。 つまり、落ち着いて休養を取れなかったということである。
そのせいか早帰り制度というのも、好きではなかった。 上司から「今日は帰っていいよ」と言われても、まだ多くの人が会社に残って働いていると思うと、どうも電話がかかってきそうな気がするのだ。 そのため、落ち着かず、仕事から解放されたような気分にならない。 というわけで、いつも早帰りは断っていたものだ。
本当に落ち着いて休めたのは、会社が休みの時、つまり定休日だけだった。 会社自体が休みなのだから、当然会社には誰もいない。 だから電話がかかることは、絶対にないというわけだ。 その定休日も最初は月二回あったが、そのうち一回に減り、二ヶ月に一回になり、最終的に定休日はまったくなくなってしまい、会社の休みというのは正月休みだけになってしまった。
昨日の日記の続きになるが、夕方風呂に慣れない理由の一つもここにあるのではないだろうか。 昨日の日記の冒頭に書いたとおりで、社会に出てからは、深夜風呂や朝風呂という、ほとんどの人が働いてない時間帯に風呂に入っていた。 そこには習慣というのがあった。 だが、それとは別に、深夜風呂に入るとホッとしている自分がいたのだ。 なぜ、ホッとしていたのかというと、その時間帯はもう会社が開いてないからである。 そういう思いが、後遺症として今なお残っているというわけである。
つまりぼくは、「人が働いている時間帯はどうも落ち着かない症候群」という病気を持っているのだろう。
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