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2006年08月03日(木) このブログで姓名判断をやろうと思っている(1)

前々から、このブログでやろうと思っていたことがある。
それは、昨日の日記にある姓名判断である。
いや、別に「あなたの運勢を占ってあげましょう」ということではない。
今話題になっている人の実体を、名前を通して判断してみようというものだ。

名前を通して判断するといっても、決して占いをするわけではない。
昨日も書いたが、ぼくは、基本的に姓名で人を占うことを好まない。
なぜなら占ったことに対しての責任を負えないからだ。
それに加えて、姓名だけの占いには限界があるからだ。

例えば「同じ名前なのに、どうしてこうも運命が違うのか」と聞かれたら、答えようがないのだ。
ある本にその問いに答えているものがあったが、そこには「生年月日が影響しているからだ」と書いてあった。
しかし、どう影響しているのかについての記載はなかった。
その著者は、その後もその答を記述している本は出していない。
つまり、その人は「同じ名前なのに、どうしてこうも運命が違うのか」という質問に答えたのではなく、生年月日を利用して逃げたわけである。

また、姓名占いで一番ネックになるのに、流派というのがある。
その流派によって吉凶のとらえ方が違ったり、姓名判断の材料となる画数でさえもとらえ方が違ったりするのだ。
どの流派も「うちが一番」などとやっているものだから、笑ってしまう。

例えば、昨日書いた『後家数』だが、それが大吉数として捉えている流派もある。
しかし、昨日も書いたとおりで、後家数を持っている人の多くが、あまりいい人生を送ってない。
果たして、後家数を大吉として紹介した流派は、責任をとることができるのだろうか?

姓名占いについては、もう一つネックになることがある。
それは、画数のとらえ方である。
これもまた流派によって違うのだ。

そのとらえ方だが、大まかに言うと三通りある。
一つは、戦後使われるようになった新字の画数を、そのまま使うやり方である。
つまり、日常使っている漢字がすべてだという考え方である。
例えば『海』という漢字があるが、日常使っている字で画数を数えると、9画になる。

もう一つは、戦前まで使われていた旧字に直して画数を数えるやり方だ。
これは、「漢字には長い歴史があるのだから、たった数十年しか使ってない文字で画数を捉えるのはおかしい」という考え方である。
このやり方だと『海』は10画になる。
つまり旧字では、「毎」の下の部分が「母」となるので、一画多くなるわけだ。(続く)


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