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2006年07月29日(土) プレミア付きのエアコン

うちは夏場でも電気代が上がることはない。
エアコンがあってもスイッチを入れない家だからである。
ぼくも嫁ブーも、エアコンの風に弱いのだ。
ぼくは頭が痛くなるし、嫁ブーは神経痛(笑)が疼く。

しかし、まったく入れないわけではない。
たまには入れる。
だが、それは涼むためではなく、雨が降った時などに洗濯物を乾かすために入れるのだ。

いや、ぼくたちのいる部屋でかけるわけではない。
そんなことをしたら頭痛と神経痛(笑)でのたうち回らなければならなくなる。
そのため、ほとんど使ってない客間でかけている。
ぼくの家には、いちおう各部屋にエアコンがついているが、実際に使っているのは客間の分だけだ。

その客間にあるエアコンだが、実はプレミア物のエアコンなのである。
7,8年前、三菱電機の担当者に、
「エアコンを買おうと思っとるんやけど、そこそこ安くて良いのはない?」と聞いてみた。
「そこそこ安くて良いのですか?うーん…。思いあたりませんねえ」

そこで担当が持ってきた新製品のカタログを見ていると、そこに「おっ」と目を引くエアコンがあった。
「あるやん」
「えっ、どれですか?」
「これこれ」
「えーっ、これですか?しんたさん、こんな趣味があるんですか?」
「いや、おれの趣味やないよ。嫁さんが好きなんよ」
「そうでしょうね。男はこんなの興味ないですからね」
「で、これいくらなんね?」
「少し高いですよ」

担当者氏の話では、そのエアコンはパテント料が入っているので、通常のものより3万円ほど高くなるとのことだった。
通常のエアコンとどこが違うのかというと、色が違うだけである。
いや、それだけではなかった。
ロゴが入って、普段「霧ヶ峰」と書いてあるところにそのキャラクターが描いてある。
そうそう、リモコンも違う。

で、どんなものかというと、こんなもの(↓)である。














見ての通り、キティのエアコンである。
これを仕入れて購入した時、例の担当者氏が言った。
「しんたさんが九州で一番最初にキティを買ったことになりますね」
「えっ、そうなんね」
「ええ、九州管内ではうちが初出荷らしいですからね」

このエアコン、すでに製造していない。
そのため、中古でもいいから欲しい、と言っている人もいるそうだ。
そういえば、お客さんに一人いたなあ。
その人は「中古でも、あれば倍の値段を出す」と言っていたが、その時ぼくは「うちにありますよ」などとは言わなかった。
関わると、あとが面倒そうだからである。


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