甘かった。 前に会社を辞めた時は、失業手当は7ヶ月支給だと言われたので、今回もてっきりそうだろうと思って説明を聞いていたら、何と4ヶ月しかもらえないらしい。 一回あたりの支給額は予想通りだったが、支給回数が少なすぎる。 おそらく失業者が増えたために、ある時期から法律を改正したのだろうが、いい迷惑である。
まあ、それはそれとして、今日はすごく暑い一日だった。 とにかく日差しが強い、というより痛い。 今日は他に、社会保険事務所に行く予定もあったので、車を職安が指定した駐車場には駐めず、失業保険の説明会場と保険事務所の中間に位置する駐車場に駐めた。 そこだと、どちらに行くにも5分ほど歩けばいいのだ。
ところが、その5分間が地獄だった。 まるでオーブンの中に入っているような感じがしたものだ。 失業保険の説明がすむと、ぼくは直接社会保険事務所に向かったのだが、そうすると10分間歩かなければならない。 5分でヒーヒー言うくらいだから、10分なんて耐えきれるものではない。 そこで、その途中にある本屋に入って、しばらく涼んでから社会保険事務所に向かったのだった。
用事をすませてから駐車場に戻ると、車の中は煮えたぎっていた。 締め切っていたので、その暑さは半端ではない。 「暑い!」というより、「熱い!」と言ったほうがいいぐらいだ。 まさにサウナ状態で、その熱さが息苦しくも感じる。
エアコンを全開にしてもあまり効かない。 かといって、窓を開けると熱風が吹いてくる。 しかたなく、エアコンの風が車内に行き渡るまで辛抱することにしたのだが、ようやく車の中の熱さが収まった頃には、もう家に着いていた。
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