| 2006年07月18日(火) |
えーっ、まだ梅雨は明けてないのか!? |
先週末から夏の青空が続いていた。 で、昨日の天気は曇天、時折雨。 今日も似たような天気だった。 まあ、夏にはよくある天気である。
ところが、これは夏の天気ではなく、『梅雨前線』の影響だというのだ。 こちらでは上のような状況だが、他の地方では被害が続出しているというではないか。 そのニュースを最初に聞いた時、ぼくは何か遠い過去の話を聞くような思いがしたものだ。 なぜならぼくは、梅雨は明けているものとばかり思っていたからだ。
そうか、梅雨はまだ明けてなかったのか…。 ということは、昨日から続く曇天は、梅雨空だということである。 そう思うと、また憂鬱な気分になってくる。 それも、梅雨が明けたと思った以前より、さらに重くだ。 人生さえも、この梅雨空が覆い尽くしているような気までしてくる。
例えば、野球を見ていると、よくこんな場面を目にする。 そこまで試合は1点差で勝っている。 回は詰まって9回裏、相手チームの攻撃。 2アウトランナー1,2塁、あと一人で勝利という場面。 カウントは2−3。 さんざんファールで粘られた末に、ピッチャーが投げた渾身のストレート。 絶妙なコースに決まった。 「やった!勝った!」 と誰もが思った。 その瞬間だった。 「ボール!」という審判の声が球場に響き渡る。 「えーっ!?」、球場全体にどよめきが起こる。 座り込むピッチャー。 これで満塁となった。 とはいえ2アウトだ。 あと一人、押さえれば勝ちである。 ところがピッチャー、この判定で緊張の糸が切れた。 次のバッターにフォアボールを与え、押し出し。 まず同点。 続くバッターに、痛打を浴びて、結局サヨナラ負け。
多少長くなったが、今のぼくの心境は、このピッチャーの心境に似ている。 つまり、一度終わったと思っていたものが、まだ終わってなかった場合、精神的に倍の負担がかかるということである。 言わば、梅雨からカウンターパンチを受けたようなものである。
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