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2006年06月17日(土) 【またまた続報】【焼鳥屋で『月夜待』を歌う】

【またまた続報】
火事の後発見された女性の遺体には、首を絞められたようなあとがあったらしい。
ほとんど事件確定である。
犯人は女性を殺害した後に、火を放ったのだろうか?
同居人の息子たちは、まだ行方がわかってないという。


【焼鳥屋で『月夜待』を歌う】
昨日、後輩の働いている焼鳥屋に、嫁ブーと二人して飲みに行った。
何ヶ月か前から「飲みに来てくれ」と何度か電話をもらっていたのだが、なかなか行く機会がなく、結局昨日になってしまったわけだ。

後輩とは時々電話で連絡を取り合ってはいたのだが、会うのは1年ぶりだった。
のれんをくぐると、すぐにその後輩の姿が目に飛び込んできた。
思わずぼくは、「なんか、その腹は!」と言ってしまった。
とにかくすごい腹なのだ。
おそらくウエスト1メートルはあるのではないだろうか。
さほど背は高くないために、ビア樽のように見える。
その後、後輩が動き回るたびに、その腹が気になってしかたなかった。

さて、店で飲み始めてから1時間ほどたった時だった。
突然その後輩が、「『月夜待』歌って」と言いだした。
「ここでか?」
「うん、ギターも用意してあるけ」
「他のお客さんに迷惑がかかるやろ」
「いや、いいよ。今ここにおるお客は、みんな知り合いやけ」
「でも、最近声出してないけのう…」

すると、嫁ブーが横から口を出した。
「せっかくああ言ってくれてるんやけ、歌っちゃり」
「歌詞も覚えてないんぞ」
「適当にごまかしとけばいいやん」
「適当にごまかすと言ってものう…」
「いいやん。どこにチャンスがあるかわからんよ。歌い、歌い」

『どこにチャンスがあるかわからんよ』という言葉に押されて、ぼくはギターを手に取った。
そして『月夜待』を歌ったのだった。
しかし、どうも人前で歌うといかん。
酒が入っているせいで、緊張のあまり胸がドキドキしたり腹が痛くなるようなことはなく、家で歌うようにリラックスした気分で歌うことはできた。
ところが、それが裏目に出てしまい、いい意味の緊張感まで奪ってしまったのだ。
とにかく腹に力が入らない。
そうなると声に張りが出なくなる。
結局気合いの入らない歌になってしまった。
ということで、チャンスは逃した。…と思う。

帰り際に、店主から「また来て歌ってください」と言われた。
焼き鳥がかなりおいしかったので、また利用したいと思ってはいたのだが、歌うとなるとねえ…。
やはり酒を飲む時は、酒に集中したほうがいい。


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