| 2005年12月01日(木) |
病院に行くべきかどうか迷っている |
ここ数日、寝不足が続いている。 決して夜更かししているわけではない。 日記もほどよい時間に書き終わり、1時就寝の基本はだいたい守っている。 ではなぜ寝不足なのかというと、実は眠れないのだ。 悩みがあるわけではない。 咳込んで目が覚めてしまうのだ。 いったん目が覚めると、なかなか寝付かれない。 数十分後に、ようやく眠りに陥るのだが、それからしばらくすると、またしても咳込みが始まる。 それでまた目が覚めるのだ。 結局、毎日3時間ほどしか寝ていない。
そのため、通勤途中や仕事中に居眠りしてしまうし、気分がすっきりしない。 咳込みを治そうと、よく効くという咳止め薬を買ってみたが、効果はなく、返って咳込みが酷くなっているような気さえする。 そこで、薬を替えてみた。 ある程度は効いているようだが、のどの下あたりのムズムズした違和感がなかなか取れない。
嫁ブーは「病院に行ったら?」と言っているのだが、根っからの病院嫌いである。 歯医者は仕方なかったにしろ、風邪ごときで病院に行ったら、末代の恥だ。 こうなりゃ自力で治してやると思い、自然治癒を試みた。 ぼくの自然治癒の方法は簡単である。 白隠禅師の内観法を応用したもので、その症状を客観的に分析し、異常を見つけたら、イメージ砲で粉砕するのだ。 そういうことをいちいちやっているうちに、そのうち異常は正常に戻っている。 例えば、のどに痒みを覚えたら、イメージ砲で痒みを粉砕する。 また痒くなったら、再びイメージ砲で粉砕する。 気がつけば、痒みがなくなっているということだ。
今日の夕方もイメージ砲をやっていた。 すると横から「こんばんは」という声が聞こえた。 振り向くと、友人がいた。 「しんたさん、今、眠ってたでしょ?」 「いや、眠ってないよ」 「でも、目を瞑ってたじゃないですか」 「あれは治療しよったと」 「何の治療ですか?」 「風邪」 「目を瞑ってただけじゃないですか」 「いや、イメージで風邪菌をやっつけよったんよ」 「風邪、酷いんですか?」 「うん。でも、熱とか鼻づまりとかはないけどね」 「もしかして、咳だけが出るんじゃないんですか?」 「えっ、よくわかったねえ」 「いや、うちの娘が、この間そういう症状だったんですよ」 「やっぱり風邪?」 「最初はそう思ってたんですけど、病院に行ったら違うと言うんですよ」 「じゃあ、何の病気やったと?」 「ウィルス性の気管支炎」 「何、それ?」 「ウィルスに気管をやられて、咳込むんですよ」 「熱とかは出らんと?」 「ええ。しんたさんがさっき言ったような症状なんですよ」 「今は?」 「もう治りましたけどね」 「薬か何かで?」 「ええ。でも市販の薬じゃないですよ」 「もしかして、病院でもらうと?」 「ええ、抗生物質ですからね」 「それ飲んだら、すぐに治った」 「一発でした」 「そうか…」 「しんたさんも無理せんで、病院に行ったほうがいいですよ。いや、この病気は病院に行かないと治りませんよ。ウィルスなんですからね」
やはり、病院に行かないとならないのか。 明日は休みである。 もし、今晩も咳込むようなことがあったら、病院行きを検討してみるか。 でもなあ…、末代の恥だしなあ…。
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