昨日は午前3時前に寝た。 『後藤散せきどめ』を飲んだのが午後10時半だった。 それからさっさと日記を書いて寝ようと思っていたのだが、日記を書き終わったとたんに、また咳込みが始まった。 もう一度『後藤散せきどめ』を飲もうと箱を取り出した。 ところがそこには、4時間置けと書いてあったのだ。 ぼくは薬には忠実なので、その時間を守って2時半に薬を飲み、それから寝たのだった。
布団の中に入ってからも、しばらく咳込んでいた。 「これで病院決定やの。ということで何時に起きようか」 そういうことを考えていたが、そのうち意識が遠のいていった。
目が覚めたのは、午前7時半だった。 トイレである。 「7時半か。もう少し寝れる。あ、そうか、今日は休みやん。ゆっくり寝れるわい」 そう思ってトイレに行った。 トイレに入っている時、ぼくはあることに気がついた。 「7時半か。4時間寝たということか。ん? なんかおかしいのう。あっ、そういえば、今日は咳込んで目が覚めることがなかった」 起きてからも咳は出ない。 「不思議だな」と思いながら、もう一度布団に潜り込んだ。
その後、目を覚ますこともなく、ゆっくり夢を見て午前10時まで寝たのだった。 昨日まで1時間置きに目が覚めていたのが嘘のようである。 その後も、咳込むことはなかったので、病院には行かなかった。
これはどうしたことだろう。 決して体調がいいとは言えないから、自力で治ったとは考えられない。 ということは、『後藤散せきどめ』が効いたのだろうか。 のど飴はあまり効かないが、顆粒になると効くわけだ。 もし、今度風邪を引くことがあったら、『かぜ後藤散』を試してみることにしよう。
さて、これで咳は何とか治ったわけだが、その咳込みで、腹筋が痛くてならない。 しかも、右側の肋骨の筋が、ずっと痙攣している。 これが気持ち悪くてならない。 後藤散も、肋骨までは効かないのだろう。 今日は養命酒を飲んで寝ることにする。
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