| 2005年09月23日(金) |
「優勝はもらった!」と思いたい |
今日は休みだった。 祭日に休みというのは、前の会社ではタブーとされていた。 が、今の会社では許される。 そこまで締め付けが厳しくない会社だから、という理由もあるのだが、最近は祭日といっても、普通の日と変わらないことが多い。 つまり、仕事をしている企業が多いということだ。 それに加えて、3連休の初っぱなということもある。 それに今日は、世間は墓参りで移動しているはずである。 ということで、今日は休むことにした。
で、今日一日何をやったのかというと、もちろん墓参りに行った。 昼頃家を出て、帰ってきたのは夕方だった。 午前中はずっと寝ていたから、一日をほとんど墓参りに費やしたというわけだ。
その墓参りからの帰り、ぼくはずっとラジオで野球を聞いていた。 西武vsソフトバンクの試合である。 ご存知の通り、昨日のロッテ戦で、城島捕手が今季出場が絶望的となる大ケガをした。 これを受けて多くのマスコミは、今シーズンの優勝の行方を悲観的に伝えていた。 しかし、ぼくは今回の城島のケガを悲観的には捉えなかった。 『城島、足を骨折』という一報を聞いた時、直感的に「おっ、これでホークスが優勝をもらった!」と思ったのだ。
昨年のオリンピックの時に、城島が抜けた穴を埋めたのは田口だった。 しかし、今季はそうではない。 8月、城島が右肩の炎症で戦線を離脱した時に、マスクをかぶったのは的場だった。 最初は不安だった。 ところが、的場がマスクをかぶっていた時の成績は、10勝5敗1分けと、城島がマスクをかぶっていた時とほぼ同じペースなのだ。 8月に入ってから、12球団一の強力打線と謳われたホークス打線も、疲れのせいか目を見張るほどの得点をあげてはいない。 にもかかわらず、2勝1敗のペースで勝っている。
しかも、その間苦手ロッテや西武と5試合やっているのだが、全部勝っている。 特に西武に対しては、7月まで4勝7敗だったのが、8月を終わった時点で8勝7敗になっている。 さらに言うと、的場は9月の対西武戦3試合にマスクをかぶっているが、その成績は2勝1敗である。 つまり、的場がマスクをかぶった8月と9月は、対西武戦6勝1敗ということになる。 きっと西武は、城島対策しかやっていなかったのではないだろうか。
その西武戦は、明日と明後日2試合残っている。 その2試合で急きょ的場対策をやろうと思っても、資料が少ないので無理である。 おそらくプレイオフにも間に合わないだろう。 また、城島の配球癖を見抜いている節のあるロッテ・バレンタイン監督も、的場に対しての資料は持ち合わせていないだろう。 ということは、どちらが第2ステージにはい上がってきても大丈夫だということだ。 そういうことから、ぼくは「優勝はもらった!」と思ったわけである。
いつもは「城島さんのミットめがけて(※)」投げようとして、ピリピリしているように見えるピッチャーも、的場の時はノビノビと投げているように思える。 ペナントレース残り4試合とプレイオフ第2ステージが、非常に楽しみである。
※ … ホークスの勝利投手が、ヒーローインタビューの際に常套句としている言葉。突然それを言うので、何か不自然である。(笑)
|