頑張る40代!plus

2005年03月04日(金) 差し歯

いちおう今日で、およそ2ヶ月に渡った前歯四本の治療が終わった。
ま、四本とはいうものの、三本はそれぞれ一日で終わっているから、実質一本にそれだけの時間を費やしたことになる。
その一本の歯というのが、2月25日の日記に書いた、差し歯になる歯である。
そう、今日、差し歯が入ったのだ。

差し歯なんて初めてなので、どうも違和感がある。
とにかく、歯の裏側がツルツルしている。
既存の歯はそれなりに年輪が刻まれて、そこそこざらついているのだが、差し歯にはそれがない。
鏡をなめているような状態なのだ。
これが気持ち悪い。
しかし、これは慣れるしかないだろう。

慣れではどうにもならないものもある。
横の歯と比べると、歯の裏側の高さが微妙に違うのだ。
そのためにかみ合わせが悪い。
差し歯自体が厚めに出来ているのは確かだが、これでは困る。。
しかし、歯医者では、かみ合わせは良かったのに、どうしてだろう。
帰る道々、ない頭でいろいろと考えてみた。
が、結論は出ない。
家に帰ってから、ちょっと昼寝をしたのだが、その時ふと気がついたことがあった。
それは、起きている時と寝ている時では歯の位置が違うということだ。
もちろん歯医者の治療は、寝た状態でする。
その時、口の部分を高くするために、頭を低くするのだ。
そうすると、上あごが前に出るような形になって、下の歯が奥まる。
そのせいで、かみ合わせがうまくいっているように感じたのだろう。
治療中にわからないはずだ。
今度は医者に行った時、この部分をやり直してもらわなけなればならない。

もう一つある。
それは、おそらく気分的なものだろうが、その歯が独立しているだけに、何か安定感に欠けているように思えることだ。
それには理由がある。
先日友人が遊びにきた。
さりげなく会話をしていたのだが、あることに気がついた。
それは、その友人の前歯が一本取れていたということだ。
「歯、どうしたと?」
「昨日、ドアに歯をぶっつけて折ったんよ」
その友人の前歯は差し歯だった。
それを聞いて、ぼくは仮歯を舌で触り、
「そういえば、削りに削って、細く小さくなった歯の上にかぶせるだけなんやなあ。ということは、ちょっとした衝撃でも折れるということか。もしそうなったら、今度は入れ歯になるんか…」と思ったものだった。
きっとそれがトラウマになっているのだろう。
そのことを聞く前に差し歯を入れていたら、きっとそういうふうに思うことはなかっただろう。

と、まあ、若干の不満や不安はあるけれど、色もまあまあだし、ちょっと見では差し歯であることはわからないだろう。
ということで、次回から歯の治療は新しいシリーズに入る。
今度は上下の犬歯である。
それが終わると右奥歯。
まだまだ続くなあ…。


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