頑張る40代!plus

2005年03月03日(木) 耳の日の日記

【1】
今日の『とくダネ!』のトップは、堤義明逮捕の話題だった。
昨日のニュースで、「明日逮捕される予定」と言っていたので、別段驚かなかったのが、『とくダネ!』でそれを確認して、何か胸がスッとする思いがした。
ぼくは、この堤義明に恨みを持っていたのだ。

それは、昭和53年の秋のことだった。
新聞の一面にデカデカと、「西武、ライオンズを買収。本拠地を所沢へ」という見出しが載っていた。
「えーっ!!」と思って、ぼくは何度も記事を読み返した。
最初は半信半疑でその記事を読んでいたのだが、何度も読んでいくうちに、それが現実だということ認めざるをえなくなった。
堤の野郎は自分が楽しむだけのために、九州人の大切なライオンズを持って行ってしまったのだ。

当時ぼくは、東京の西武沿線に住んでいた。
その記事を見た翌日、ぼくはあまりの悔しさに、東京に持って行っていたクラウンライターライオンズの帽子をかぶり、西武の改札口を睨みつけたものだった。

クラウンなき後、特に好きな球団も出来なかった。
もちろん、西武なんか応援する気もない。
所沢に行った時点で、ライオンズはライオンズでなくなっていたのだ。
ダイエーがホークスを福岡に持ってくるまでの10年間、いつもぼくは野球シーズンが始まると、悶々とした気分になっていたのだった。

今日、その張本人である堤も捕まった。
そろそろライオンズを返してもらいましょうかね。


【2】
今朝、ひげを剃っている時、首に傷があるのに気がついた。
よく見てみると、どうも掻き傷のようである。
その時は「いつこんなところを掻きむしったかのう」と思ったのだが、その後そのことについては忘れていた。

会社に着いてからのこと。
あるパートさんが、「しんちゃん、ちょっと」と言って、ぼくをカウンターの中に連れて行った。
「何だろう」と思っていると、パートさんは鏡をぼくに手渡した。
「よーく見てん」
「えっ?」
「もう、しんちゃんったら、キスマークつけて。奥さんとラブラブやね」
「これ掻き傷やろ」
「そうかねえ」
「それに、今嫁さんは生理中」
「そんなの関係ないやん。生理中だって出来るんやけ」

「じゃあ、あんたは生理中もしよるんかね」
とは聞かなかった。
しかし、朝からいったい何を考えているんだろう。
ぼくは基本的に、この手の話は好きではない。
男同士だとたまにはすることもあるが、女性とはそういう話は決してしない。
まあ、そのパートさんも、言いながら顔を赤らめていたくらいだから、男性には言い慣れてないのだろう。
が、あえてその話をしたということは、心の中に何か満たないものでもあるのだろうか。


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