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2004年05月10日(月) 今日も君を想い出にする

今日も君を想い出にする

 今日一日が情けなくて
 ぼくは何気なく君を見る
 君はかすかに笑みを浮かべ
 小さくうなずいて席を立つ

 ぼくはやっぱり君が好きで
 二度と離れて暮らすなんて
 とても出来ないことなんだと
 君をまた今日の想い出にする

  途切れた愛の日々を
  ひとつひとつ想い出しては
  胸の痛くなるような、そんな一日

 ぼくがこうして上を向いて
 いけるのも君がいるからのこと
 君を愛する、だからぼくがいる
 今日も君を想い出にする


5月5日の日記に書いた、繋ぎの歌が今日ようやく公開された。
別に大した歌ではないのだが、以前あるところで、この詩が好きだという人からお褒めの言葉を頂いたことがある。
そこで、いずれはこの曲を公開しなければ、と思っていたわけである。

ミュージシャンが「自分はこの歌が好きなのだが、受けがイマイチでねぇ」と言っているのを耳にすることがある。
この歌も、ぼくにとっては、そういう歌の類である。
ぼくは好きなのだが、人に聞かせると、反応が今ひとつなのだ。
そのたびに「いい歌なのに、何でかのう?」などと思って、頭を抱えている。

いっそ捨ててしまおうと思ったこともある。
が、捨てきれない理由がこの歌には潜んでいるのだ。
それは何かというと、歌いやすさである。
ぼくの歌は、ほとんどが眉間にしわを寄せないと、歌えないようなものが多い。
だが、この歌に関しては、その必要がないのだ。
ぼくには大変歌いやすい歌である。

まあ、そういう歌なので、今回は珍しくPRに歌詞を書くことにした。
それは、「曲だけ聴いて、捨てないで下さい」という、ぼくからのメッセージなのだ。

ところで、冒頭に『繋ぎの歌』と書いたのだが、そうであれば、次の歌があるということになる。
はい、ちゃんと準備しております。
眉間にしわを寄せて、必死にうたう歌を。


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