頑張る40代!plus

2004年05月09日(日) 法事の後

【バスから見る風景】
昨日、法事から抜け出したぼくは、そのまま市内最大の本屋がある黒崎へ直行した。
最近開通したばかりの急行バスでの移動となった。
嫁さんの実家へ行く時にしょっちゅう通っている道なのだが、さすがに自分の車の中から見る風景と、バスの中から見る風景とは、違っている。
自分の車から見る風景は歩く時と同じく、せいぜい家の屋根しか見えないのに対して、バスの中から見ると、街全体がよく見渡せる。
つい30年ほど前まで、そのへんは小高い山(一説によると古墳群)が続いて、車も通れないような辺鄙な所だった。
その山を切り開いたのは、産業医大が開校した頃だった。
その後、大字が付いていたその土地は、名前を変え、一大住宅地に変貌した。
バスの中からだと、その山を切り開いて造った宅地が、見事に建物で埋まっているのがよくわかるのだ。
かつては、国道沿線に出ないと見ることのできなかった都市的な街並みが、その辺鄙だった場所に展開されている。
逆に国道沿線は、建物の老朽化が目立ち、所々に空き地も見える有様である。
これも時代の流れだろう。

【本屋にて】
さて、黒崎に着いたぼくは、そのあたりにいたユニセフの募金小僧たちには目もくれず、本屋に向かった。
目的はただ一つ、買いそびれていた雑誌『諸君!』を買うことにあった。
それを買ったら、すぐに家に帰ろうと思っていた。
ところが、それを買った後で、あることを思い出した。
「もしかしたら、『20世紀少年(浦沢直樹)』16巻が発売されとるかもしれん」
このマンガはコミックで読むことにしているため、連載しているスピリッツはまったく読んでいない。
そのため発売日がわからない。
だが、だいたい3ヶ月に1巻のペースで出ている。
15巻の発売が1月か2月だったので、もうそろそろだと思ったわけである。

さっそく、3階にあるコミック売場に行ってみた。
読みが当たった。
やはり出ていたのだ。
いつ発売されたのかはわからないが、しっかり山積みされていた。
そこで、もう一つのコミックも出てないかと探してみたが、それは出てなかった。
そのコミックとは、『格闘探偵団(小林まこと)』の2巻である。
1巻が発売されたのが昨年の9月だから、いくら何でも、もうそろそろ出ていい頃である。
小林さんは連載を怠っているのだろうか。

しかし、「まあ、『20世紀少年』も手に入れたことだし、良しとするか」と、ぼくは本屋を後にした。
法事から解放された喜びと、『20世紀少年』を買えた至福感に包まれて、ぼくは家路を急いだのだった。


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