最近ナンバープレースというものにハマっている。 マスの中に、ダブらないように数字を入れていくパズルである。 文藝春秋や週刊文春を読んでいる人には、『数独』と言ったほうがわかりやすいだろう。 昨年の夏にプリンターを買ったのだが、年賀状を作るでもなし、デジカメで撮った写真をプリントアウトするわけでもなし、宝の持ち腐れ状態になっていた。 この頃せっかくあるのに使わないのももったいないと思うようになった。 じゃあ、何かプリントアウトしてやれと思い、いろいろ印刷する物を探していた。 そういう時、文藝春秋等でよくやっているこのパズルのことを思い出した。 そして、ネット上にあるこのパズルを印刷して、暇な時間にでも解いてみようということになった。 ところが、最近は暇な時間どころか、忙しい時にもやるようになってしまった。 というより、ナンプレをしない時間に他のことをやるようになったのだ。 テレビを見ていても、本を読んでいても、頭の中はいつもナンプレのことでいっぱいだ。 『あそこが9だから、ここには5か6が入ることになる。ということは、ここには7か8が入る』というようなことを考えているわけだ。
一昨日、取引先の人が来たのだが、商談の最中もナンプレのことを考えていた。 「しんたさん、今度新製品が出るので、この商品の処分をお願いしたいのですが」 「(ということは、あそこには8が入らんのか。うーん、わからん)あ、何か言うた?」 「いや、今度新製品が出るので…」 「ああ、新製品ならバイヤーに言うとって」 「いや、処分の件なんですが」 「え、何か処分せないけんと?」 「だからですねぇ…」 心ここにあらずである。 元々ぼくは、あまり人の話を聞かない質なのだが、何かに集中している時にはさらにひどくなる。 結局、この取引先氏は同じことを三度言わされる羽目になった。
ここ数日、日記の更新が遅いのも、このナンプレのせいである。 昨日書いた『宿題』と同じで、先に日記を書いてからナンプレをやればいいものを、ナンプレが終わってから日記を書くものだから遅くなる。 さらに、日記を書いている最中にもナンプレのことを考えているから始末が悪い。 昨日の日記の更新は午前3時を過ぎていた。 おかげで、今日はひどい寝不足で、体調は最悪だった。 しかし、それでもナンプレのことを考えている。 こうなれば、もう病気である。
さて、このナンプレ病はいつまで続くのだろうか。 とりあえず、今日は時間はかかったが、なんとか難易度4をクリアした。 明日は、難易度5に挑戦する。 おそらく、今日以上に時間がかかるだろうと思われる。 もしかしたら、そのせいで明日の日記の更新はその翌日になるかもしれない。 しかし、いくら時間がかかろうとも、難易度5はクリアしたほうがいいと思う。 そうすれば、熱しやすく冷めやすいぼくのことだから、サッとナンプレ熱が冷めるにちがいない。 まあ、仕事や健康に支障を来さないためにも、早く熱を冷ましたほうがいいだろう。
 ナンバープレース
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