今日も昔の写真を見ていたのだが、その中に変なものが写っている写真があるのに気がついた。 それは、小学校1年と2年の時のクラス写真である。 お見せできないのが残念だが、ぼくの頭の一部分に白く丸いものが写っているのだ。 見ようによっては、円形白毛症のように見える。 しかし、今のぼくの頭が真っ白だといっても、その当時から白髪があったわけではない。 『もしかしたら』と思い母に聞いてみたが、母の答は「そんな小さい時から、白髪があるわけないやん」だった。 それらは、別に心霊スポットと言われるような場所で撮った写真ではない。 写真に細工をしているとも思えない。
いったいその白いものは何だろう。 考えられるのは、光の反射だが、ぼくにはそうとは思えない。 どちらも学校の玄関前で撮ったものだが、時間も違えば、並んでいる位置も違う。 それに光の反射だとしたら、なぜぼくだけが、それも2年続けて反射しているのか、という疑問が残る。
心霊写真ということも考えられる。 もし、心霊写真だとしたら二つの場合が考えられるのだが、その一つは、その霊が障りを起こす霊だということだ。 その写真に写っている霊がそれだとしたら、遅くとも何年か後に何らかの霊障があってもおかしくないのだが、それはなかった。 もう一つは、ぼくに何か語りかけている、もしくはぼくに助けを求めている霊だということだ。 しかし、霊は小学校の低学年のぼくに、何を語りかけ、何の助けを求めているというのだろうか。 また、その内容を、当時のぼくが理解できたとでもいうのだろうか。 仮に理解できるものだったとしても、その頃のぼくは友だちと遊ぶことで忙しかったので、拒否していただろう。 それに、もしそういう理由で出てきているとしたら、こちらが要求をのんでやるまで、毎年出てくるはずだ。 が、1,2年の写真には写り込んでいるが、3年から6年までの写真には何も写ってない。
ということは守護霊か。 「おい、しんた。ちゃんと守っているぞ!」とでも言って出てきたのだろうか。 3年からの写真には写ってないのは、守ることに飽きたということか。 もしそうだとしたら、ぼくの守護霊はぼくの性格と同じように、ムラのある性質の霊だということになる。 もしかしたら、ぼくの『追いかけて』(歌のおにいさん参照)という歌にある、 「まっすぐに歩いてきたけれど、 いつもいつも、ぼくはつまずいているよ」 という歌詞は、守護霊が書かせたものかもしれない。 しかし、10年ほど前から、ぼくの守護霊は怠けなくなったようだ。 おかげで頭は真っ白になった。
|