最近活字に飢えている。 そのせいで新聞をとることにした。 実家が朝日、親戚が読売、会社が毎日なので、別に同じ新聞をとる必要もないと思い、ブロック紙の西日本新聞に決めた。 昔から産経新聞の論調が好きで、本当なら産経をとりたかったのだが、いろいろ支障があるため、今回はとるのをやめた。 その支障の一つに、記事が遅いというのがある。 一時期、試験的に産経をとっていたことがある。 ところが、九州に拠点を持ってないため、大阪本社版の前日の記事なんかが載っている。 1999年にダイエーホークスが優勝した時、記事になったのは翌日だった。 もう一つの支障は、九州のニュースがほとんど載ってないということだ。 これは致命的である。 ぼくは野次馬根性旺盛なので、地域の話題とかには特に敏感である。 その地域の記事が読めないとなると、新聞をとる意味がない。 直接産経に電話して「西部本社を作って下さい」と懇願したのだが、今のところその予定はまったくないとのことだった。 しかたないので、産経はネットで読むことにした。
ところで、この西日本新聞だが、ぼくはこの新聞に二度載ったことがある。 一度目は、高校合格者発表の時だった。 この時は名前だけだった。 二度目は、金鷲旗高校柔道大会の出場者としてだった。 クラブの練習中に、突然西日本新聞の記者が現れた。 「金鷲旗の取材で来たんだけど。主将は誰?」 「ぼくですが」 「名前は?」 「しんたといいます」 「しんた君ね」 ということで、取材が始まった。 ところが、新聞を読むと、こちらが言ったことが全然記事になっていない。 『主将しんたの得意技は、はね腰』などと書いてある。 自慢ではないが、ぼくははね腰という技は一度も使ったことがない。 というよりも、出来ない。 もちろん取材の時は、はね腰のはの字も口に出さなかった。 どこをどう間違って、「得意技は、はね腰」となったのだろう。 ちなみに、当時のぼくの得意技は『谷落とし』というマイナーな技だった。
さて、その西日本新聞の今日のニュースだが、やはり明日の北九州市などの市長選が話題になっている。 プレ統一選だそうな。 出馬しているのは、『元官僚』『弁護士』『ビジネスコンサルタント』の3人。 一人共産党推薦がいるにはいるが、基本的には全員無所属。 これをプレ統一選と呼ぶには、少し無理があるような気がする。 どうせまた、元官僚の現市長が当選するのだろうから、その他は形だけの対抗馬に過ぎないということになる。 こういう茶番選挙のどこを見て、次の統一地方選が占えるというのだろう。
ぼくは、こういう結果のわかっているような選挙には行きたくない。 もちろん選挙には参加しなければならないが、選挙に行かないことも参加のうちである。 しかし、会社は行ってくれというし。 さて、どうしたものか。 行けば行ったで、入れる人を決めなくてはならない。 まったく知らない人だからなあ。 困ったものだ。 あ、そうだ! 西日本新聞で各候補者の得意技を見て決めることにしよう。
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