頑張る40代!plus

2002年07月28日(日) 迷惑な話1

唐突にこんな話をして申し訳ないが、ぼくはつい何年か前まで、女性のナプキンの使い方を知らなかった。
てっきり、あれは患部に貼るものとばかり思っていたのだ。
わりと女性の多い家系だったにもかかわらず、こういうことには無関心だった。
もしぼくが日用品などの売場を持たされていたら、大恥をかいたことだろう。

なぜこういう話をするかといえば、ぼくの店によくナプキンの宣伝販売に来るおばさんがいる。
その人は、ぼくがその前を通ると、いつも「いらっしゃいませ」と言うのだ。
ぼくは男である。
それに、一応制服を着ている社員である。
何を思って言っているのかは知らないが、こんなことはやめてほしい。
そのナプキンおばさんが頭にこびりついて、つい冒頭の話になったわけである。

中学の頃、昼休みに女子と男子に別れてバレーボールをしたことがある。
もちろん体育の時間ではないので、ジャージなどははいてない。
前衛にいた女子がスパイクを打った時だった。
サッと風が吹いて、その女子のスカートがめくりあがった。
ぼくはその瞬間を見逃したのだが、他の男子は「オオッ!!」と歓声を上げた。
その女子は真っ赤な顔をしていた。
その後のことである。
他の女子がぼくのところに来て、「しんた君、見たでしょ?」と言った。
「いや、見てないよ」
「そんなことはない。あんたの位置からだと丸見えなんだから」
「見てないっちゃ」
その女子は、後々まで疑っていた。
ぼくは本当に見てない!

同じく中学の頃の話。
その日ぼくは親戚の家に泊まることになっていた。
昼間友人と遊び、親戚の家に向かったのは、夜の7時ごろだった。
季節は春だったので、7時にはもう日が沈んでいる。
ぼくの5メートルほど前を、女の人が歩いていた。
行く方向がいっしょだったのだろう。
駅から、ずっとぼくの前を歩いていた。
川沿いに歩いていくと、道が狭くなるところがある。
そこで、その女の人はぼくの存在に気づいたようだった。
女の人は少し早歩きになった。
そこから少し行った所で、ぼくは左に曲がり路地に入るのだが、その女の人もそこから右に入ってしまった。
ぼくはどうしようかと迷った。
その女の人は、ぼくにつけられていると思っている。
このまま行き過ぎてもいいが、ぼくも左に曲がらないと、親戚の家に行くことは出来ない。
そこで思い切って、ぼくも左に曲がった。
すると、その女の人は走り出し、「おねえさーん」と言って、一軒の家に飛び込んだ。
どうやらそこが彼女の家だったようだ。
ぼくが彼女の家を通り過ぎる時、彼女はその「おねえさーん」といっしょに、玄関からぼくを見ていた。
ぼくは知らん顔をして通り過ぎた。
ぼくは変態ではない!

高校の頃、保健の時間に人命救助の講義があった。
その中で、心臓マッサージやマウス・トゥ・マウスの実践があったのだが、そのモデルを誰がやるか、ということになった。
じゃんけんで決めようということになったのだが、誰かが「こういうことは、保健委員がせないけんやろうが」と言い出した。
「そりゃそうだ」ということになり、しかたなくぼくが犠牲者になった。
先生が「ちゃんとハンカチをかぶせてしなさい」と言ったのだが、いるんです。こういう時に、マジになる奴が。
もちろんハンカチの上からだったけど、そいつは唇をしっかりとぼくの唇に当て、息を入れてきた。
肺が膨れていく。
そいつは当時からヘビースモーカーだった。
ぼくの息は、しばらくタバコ臭かった。
後でそいつは、ぼくの唇を奪ったと、いろんなところで触れて回った。
ある日、女子から「しんた君、○君の唇奪ったらしいね」と言われ、変な目で見られた。


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