Lacrimosa 日々思いを綴る
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2004年06月20日(日) がんの原因

医療マンガが売れ、健康を取り上げる番組が氾濫し、医学的知識を得る機会は、10年前に比べ、格段に増えたと言える。

しかしながら、がんの発生に細菌やウイルスが関連する、などという有り得ない考えを持っている人が多数いるという事が、厚労省の調査で明らかになった。
確かに免疫機能の低下はがんの発生率を高めるが、外から侵入した雑菌を撃退する免疫細胞と、がんの発生を抑制する免疫細胞は違います。
がん細胞は、本来は自分自身の細胞であったものが変化したもの。だから体内で平気な顔して増殖できるわけ。
もし、がん細胞が体外から侵入したものであれば、あっちゅう間に腐れちまいます。移植臓器が拒絶反応によって定着しないのと同じシステムですわ。

それにひきかえ、アメリカの国民はわかってらっしゃる。さすがにがん先進国。治療研究も死亡者数も先進国。「塩分の摂りすぎ」「野菜・果物をあまり摂らない(偏食)」が真っ先に思いつくそうな。
冷蔵庫というものが普及してから、アメリカの胃がん患者が激減したらしい。それまで肉の保存といえば塩漬けくらいしか方法がなかったので、肉を食えば自動的に塩分過多。恒常的に食えば胃粘膜は消え失せ、胃壁はズタズタ。ちょこっとでも発がん物質が入り込めば、あっちゅう間にがん患者の出来上がり。
かつてさんざん痛い目を見ているだけに、塩分摂取にはわりと慎重のようだ。カロリー摂取には無頓着らしいけどね。

日本食中心の食生活に戻せば、おのずと健康になれる。準備に手間はかかるけど、とりあえず3食とも米食おうぜ。
日本食つっても、天ぷらメインってのはダメよ。


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