佐世保市の例の事件から、すでに一ヶ月が経過。
その衝撃が収まらぬ内に、またしても小学生による刃傷事件。
んでもって、ＰＴＡだの教育委員だのが、子供たちに命の大切さを教えろと連呼し…
ってさぁ、命が大切なものっていう事は、子供たちだって多分何年も前から言われ続けてると思うんだよ。ただ、「なぜ大切なのか」っていう理由を聞かされていないんだろうね。そこんとこをきちんと説明できる大人って、少ないと思うよ。俺も自信ないもの。
そこんとこで、子供たちを納得させ得る答えを示せなければ、「命について教える」目的でハムスターとか飼っても、効果は無いと思うよ。
教師やってる知人に聞いたけど、「死」という概念が欠落している子供もいるみたいよ。ハムスターの死を理解できないんだってさ。
少なくとも「生」あれば「死」あり、って事を教えなきゃダメじゃん。こういう話、瀬戸内寂聴さんあたりが得意そうだな。宗教って、どこの宗派でも死生観がしっかりしてるんだよね。死後にどこへ行くかはまちまちだけど。
政教分離に物申すつもりはないけど、数千年の長きに渡って継承されてきた「教え」の中から得られる教訓、学校教育に活かせないかねぇ。

Lacrimosa ｜HomePage