スナックおのれ
毛。



 エレカシと東京タワー。

 最近、エレカシをよく聞いている。エレカシとは、エレファントカシマシ。しかも、私の聞いているのは「ココロに花を」なので、ちょっと昔のエレカシ。なんで?と周囲に問いただされることもあるけれど、なんだか最近、とてもスキなんです。
 
 閑話休題。

 東京タワーって、私、とても好きです。純粋にきれいだあとも思いますけれど、私が東京タワーが好きな本当の理由は、なんとなくかもし出されている「ダサさ」みたいなもの。中にある売店の類とか、だしものであるとか、なんとなく地方の観光地の香りがして、少しカッコ悪いでしょ?私は、とてもそれが好きです。カッコ悪さにおくびもせず、凛と立っている様。高層ビル郡にも負けないように光りつづける、人間的な光。同じ建造物に人間的な光を感じるのもおかしいかもしれませんが、なんだか「ダサい」ことで、東京タワーが人間的にも感じるんです。
 実は、私がエレカシに感じる魅力は、東京タワーのようなものです。エレカシって、歌詞を目で追っていても、なんだか少し照れくさい。YHEA!とかOH!の掛け声なんかも、ちょっぴりダサい。よく愛とか夢とか、生きることとか、エレカシの歌詞の中にはよく出てきますけれど、なんだかそれがとても格好悪くて。けれど、どれも人にとってはとても大切なものなんですよね。不思議なことにそんなものは文章にしたり歌にすると、妙に格好悪くなっちゃう。そもそも、人間なんて、真剣に生きようとすればするほど、ダサくなるもんなのかもしれない。けれど、エレカシは、「それでいいじゃん」「しかたねーよ」とばかりに格好悪いことを体現しているような気がします。
 人間、真剣に生きるのって、どうもダサくて、あんまりできなくて。特に東京なんて所に住んでると、ダサさから逃げたくなったりして。だからこそ、私はコンクリートジャングルのだだっ広い道路の真ん中で、エレカシを聞いてやりたい。格好良くてスマートなビル郡の中、人間臭さを前面に出したエレカシを聞いてやりたいと思います。



2003年11月15日(土)
初日 最新 目次


My追加