スナックおのれ
毛。



 ジャングル、奥地へ。

 先日、我がジャングルハウスにとうとう例の巨大でグロテスクな大物が、さながら装甲車のごとく現れ、私をおおいに怯えさせました。そして、その騒ぎが収まったかと思われた昨日、今度は屋根裏に小動物の気配。時間は午前三時半すぎ。音は、天井の中間まで、ゆっくりと、そして、その後は全速力で通りすぎていきました。一瞬、脳裏に浮かんだのは「ああ、運動会があるっていうよなあ」というのんびりしたもの。その後で、私はこの家に暗躍し、私と敵対している同居者にニューカマーが増えたことと、そして、私が最も恐れる奴等に強大なる味方がついたことを悟り、いよいよ「勝てない、勝てるわけがない!」と確信にいたりました。
 都心の家に住む小動物には2種類あって、ひとつはハツカネズミ、もうひとつはクマネズミという種類だそうです。けれど、最近、東京には後者のクマネズミと言う種類が多く現れ、被害が甚大らしく、都までもが動き出している模様。クマネズミと言う種類は、ドブネズミよりも一回り小さく、エサに植物性を好み、動物性のものは少量しか取らない、そんなヤツらしいです。もともと、ネズミとゴキブリと言うヤツは、セットになると始末が悪く、人間にとっては最悪のコンビネーション。ネズミがゴキブリを食べ、糞をし、それがゴキブリのエサになり、食物連鎖がこの2種で完結されてしまうわけです。しかし、私の予想では、この対象となるネズミがもしクマネズミの場合、もっと最悪な事情になると思われます。だって、クマネズミは動物性のエサをとらず、植物性のものだけを食べて、ゴキブリのエサとなる糞をしつづけるわけですから、ゴキブリにとっちゃありがたい救い神が現れたってことです。
  今、私がすべきこと。それはネズミを駆除すること。まだ哺乳類なら大丈夫。泣きながら、コンクリートにでも打ちつけて、殺すことになるとは思いますが、例の装甲車どもをこれ以上増やさないようにするためには、致し方ない。ジャングルハウス、いよいよ奥地へ。自分じゃ歩を進めたつもりはないけれど、いつのまにか、奥地へ。あ〜、こえ〜。
 

2003年11月10日(月)
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