スナックおのれ
毛。



 若者→要躾。

良い話を聞いたのです。
でも、良い話なのかな?でも、心強い話ではあります。
友人の話。
とある電車の中で、イチャモンつけてきた不良(?)女子高生を電車から引きづりおろした30歳すぎのおばちゃんの話です。なんでも、その女子高性は「みるんじゃねーよ」などとおばちゃんにからんだ様子。その後もしつこく、おばちゃんにつめよりなんくせつけていたとか。普通だったら、ここで知らないフリを決めこむか、次の電車の中で降り立つか。ですが、おばちゃんもちょっとキレやすい性格だったのでしょう。女子高性をつかみ、引きづり下ろすとは。

もうね、何が起こるかわかったもんじゃありません。特に10代くらいの子達や大学生は、自分たちがサイコーと思っているらしく、縦横無尽に振舞っております。そりゃ、なかには良い子もいます。でも、今時の若者を見ると、見境なく構えてしまうという、この紛れもない現実。ゲゲゲの鬼太郎で言うところの髪の毛アンテナピーンな状態です。ところがです。よくよく考えてみると、私のアンテナをピンとさせるのは、若い子たちだけじゃないんですよ。20代くらいのサラリーマンも実に怖い。おそらく、この怖さは彼らを先頭に私の世代も含め、今の10代に脈々と続いているんでしょう。

話を少し変えまして。
野犬ってのがいますね。今は、もう少ないと思うんですけれど。でも、私が子供の頃なんかはちょっと遠い山にいけば、「怖い犬がいる」なんてウワサはあったもんですが。人間と一番古い付き合いの犬。懐きやすいというのはありますが、それは犬が人の中にいた場合の話なのでしょう。生まれた時から、ずっと犬同士で暮らしている犬には、その性質は随分と少ないと思います。

これです!
まさに、コレ!今の若い人たちが怖い理由。犬が犬同士でつるむと野生にかえるように、怖い世代って子供同士で付き合うことが多かったんじゃないかしら。犬で言うところの躾皆無、無法地帯、野生回帰現象、みたいな。今の世の中って、そんなに大人になれっていうことが言われていないような気がするんですが、どうでしょう。だからといって、電車の中でイチャモンつけていいってわけじゃないんですけれど、それは最低限の問題ですしね。犬でいうところの、人に対して敵意を持っている感じです。

自分のグループ以外をすべて敵。
これが私が分析した怖い若者たちに共通している信念です。もちろん、仲間割れもあるでしょうが電車でからんでくる女子高性、道でぶつかっただけで大声あげるサラリーマン・・・。自分のカテゴリーで勝手にテリトリーを作り、持ち場を守っているようです。

おまえら犬か、と。
すぐ牙を向けたがる方々、躾されてねぇーぞ、と。飼い主は誰ですか、と。それでいくと冒頭のおばちゃんは、野犬に躾をしてくれる心やさしきボランティアです。しかし、躾は持続されないと、不良(?)女子高性は立派な人間になれません。ただ、今の世の中で、心やさしきボランティアが躾を続けるのは難しいし、心にボランティア精神を持ちながら、野犬の怖さに表に出せない人も大勢いるはずです。そこで、私が提案するのが「野犬的人間、捕獲ネット」。それで駄目なら、「認定資格」。電車に乗る、道を歩く、こまごまと資格を設ける。破った奴は、自衛隊ばりの訓練送り。

もう、そこまで管理しなきゃいかんのじゃないか、と思うわけです。だってホントに怖いんだもん。冒頭のおばちゃんみたいに、私には勇気ないもの。このワケのわからん若者が一過性のものなのか、これからの主流になるかわかりませんが、電車ぐらいは安全に乗りたいです。ホントに。


2002年09月15日(日)
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