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斜めうえ行く「オクノ総研 WEBLOG」
by オクノ総研
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■アドビとマクロメディアの製品の統廃合を勝手に決めてみた
アドビがマクロメディアを買収することになった。
アドビとマクロメディアの合併により、デファクトスタンダードであるFLASHとAcrobatを一社が持つことのインパクトは大きい。
とか。
アドビとマクロメディアがライバル関係にあったからこそ、両社は素晴らしい製品をリリースしつづけてこれた。ユーザーに選択肢がなくなる事は今後の製品の進化の速度を遅らせることになるのではないか?
とか。
この合併は、クリエイティブソフトウエアの業界環境をMS Officeと同じ寡占化に向かわせる事に繋がるのではないか?高価格化するのではないか?
みたいな事を書けばよいのだけれど、僕は「斜めうえ」なので、別の観点で書く。
この合併は、クリエイターにとっては、ゲーマーにとってのスクエアとエニックスが合併した時くらいのインパクトがある。
クリエイターにとって、アドビとマクロメディアの製品は生命線だ。
両社ともに自社のクリエイティブ系の製品をセットにしたスイート(先週のガセビアでやっていた正しいほうの「スイート」のほう)的パッケージを販売しているが、どちらかのスイート製品だけで環境が完結しているクリエイターはほとんどいないだろう。
アドビ製品だけでは仕事にならないし、マクロメディア製品だけでも仕事にならない。
両社のスイート製品は単純に機能比較をすれば、似たようなものなのだけれど、実際の使い勝手は大きく異なる。
アドビとマクロメディアは補完関係にあると同時に競合関係にもある。
補完関係にあるソフトウエアに関しては、喜ばしいのだけれど、不安になるのは、競合関係にある製品の行く末である。
合併後に製品の統廃合が行われるのは必然だ。
アドビやマクロメディアの製品はクリエイターにとっては「商売道具」である。
クリエイターにとって、アドビやマクロメディアのソフトウエアは肉体の一部ですらある。
製品ラインの統廃合により、使い慣れたソフトウエアを変更せざるを得なくなってしまったならば、その影響は非常に大きい。
ソフトウエアの優劣だけではなく、慣れているかどうか、身体に馴染んでいるかどうかも重要だ。
クリエイティブ作業をする際、クリエイターはいちいちアタマでソフトウエアの使い方を考えてはいない。
ソフトウエアのインターフェイスは肉体の一部と化している。
アタマを使わずとも、そのソフトウエアを肉体の一部として使いこなしている。
肉体の一部として取り込まれるレベルにまで習熟し、メシの種でもあるソフトウエアの行く末は、気になるところである。
使い慣れてしまった道具が変わってしまうと、作業効率は格段に落ちる。
バージョンアップにより、ショートカットが変わってしまうだけでも、効率が下がるくらいなのだ。
クリエイターにとってアドビとマクロメディアの製品の統廃合は重要問題である。
僕のアドビとマクロメディアの競合するソフトウエアの個人的評価は決まっている。
製品ラインの統廃合を勝手に決めてしまうことにする。
まずは、アドビとマクロメディアの競合ソフトウエア(乱暴な分類)。
■アドビとマクロメディアの競合ソフトウエア
ビットマップ系お絵かき:PhotShop(A) VS Fireworks(M)
ベクトル系お絵かき :Illustrator(A) VS Freehand(M)
HTMLエディター :GoLive(A) VS Dreamweaver(M)
Flash作成ツール :LiveMotion(A) VS Flash(M)
主要製品は見事にかぶりまくり。
で、統廃合プラン(オクノ総研案)。
■残すべき製品
ビットマップ系お絵かき:PhotShop(A)
ベクトル系お絵かき :Illustrator(A)
HTMLエディター :Dreamweaver(M)
Flash作成ツール :Flash(M)
■廃止すべき製品
ビットマップ系お絵かき:Fireworks(M)
ベクトル系お絵かき :Freehand(M)
HTMLエディター :GoLive(A)
Flash作成ツール :LiveMotion(A)
僕としては、PhotShop(A)、Illustrator(A)、Dreamweaver(M)、Flash(M)が最強の組み合わせである。
Fireworks(M)、Freehand(M)、GoLive(A)、LiveMotion(A)は消えてもらって構わない。
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04月19日(火)
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