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斜めうえ行く「オクノ総研 WEBLOG」
by オクノ総研
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■非戦、非競争主義 その1
生きているだけで丸儲け、という期待値で育てられた僕にとって、戦闘で勝ちつづけなくてはならない、競争で勝ちつづけなくてはならない、というプレッシャーは存在しない。
結果的に、僕は戦いでは勝ちつづけているし、競争でも負けることもない。
でも、それは結果論であり、僕は戦いで勝ちつづけようとも、競争で勝ちつづけようとも意識したことはない。
他者からは勝つことを期待されつつも、自分自身のなかで相対的に勝つことは考えない。
僕がこの世に存在し続けていることが、そもそもの奇跡。
僕が生まれたとき、医師は、僕が生後数日を生き延びたとしても、何らかの障害が残る覚悟をするよう、両親に告げたらしい。
幸い僕の脳には障害は残らなかった。
身体にも障害なし。
ただ、眼は未熟児だったせいで、生まれながらにして弱視だった。
でも、それはレーシックの手術により、解消された。
僕は、生い立ちから非戦、非競争の世界で育てられた。
生きているだけで丸儲け、両親の期待値である生後数日を生き延びた、それどころかおっさんになるまで生き続るとは思いもよらなかった、という僕にとって勝ちつづけることの意味合いはない。
僕にとって、戦いつづけること、競争に勝ちつづけること、は想定の範囲外。
生きていることが、そもそもの奇跡。
そんな僕が、常に戦闘モードであり、勝ちつづけなくてはならないのか、はどうでもいい事だ。
でも、僕の職業は、戦争や競争で勝つためのプロであり、参謀だ。
僕は、どこでどう人生を誤ったのだろう?
同僚やクライアントの「エリートちゃん」と接していて、この人たちとは、根本的に異なるのだな、と思いながら日々の最低限の糧を稼いでいる僕なのであった。
長くなりそうなので、つづく。
07月13日(水)
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