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いぬぶし秀一の激辛活動日誌
by いぬぶし秀一
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■区議会一般質問(観光政策など反対!)
本日、以下の質問を行いました。ご笑読ください。
議会内会派「次世代の党」の犬伏秀一でございます。平成23年の区議選から本年までの5年間で、たちあがれ日本、太陽の党、日本維新の会、次世代の党、さらには昨年12月に、日本のこころを大切にする党と、実に政党名が五つも変わってしまいました。いずれも基礎的自治体である大田区の有権者の皆様とは関係のない、政党内の事情によるもので、従って当分は議会内会派「次世代の党」は変更をしていないことをご理解いただきたいと思います。
さて、大田区は昨今、観光に傾注しています。西野区長時代には観光課すらつくらなかったものが、ついに「観光・国際都市部」までつくってしまったのですから、その方向転換はすごいものがあります。はたして、基礎的自治体がやるべきミッションとはなんでしょうか。
私は、基礎的自治体が行ってはいけない事業をあげろと言われたら、迷わず観光、交通、病院経営をあげるでしょう。このうち、大田区は観光と交通に関わろうと躍起になっているのです。大田区内の利用者がほとんど見込めず、区民の利便性も向上しない新空港線(蒲々線)を必死に促進しています。この路線により、大田区民や大田区の中小企業者に何か恩恵があるのでしょうか、甚だ疑問です。確かに埼玉県の方々、渋谷方面から羽田空港に来る方々にはメリットがあるでしょう。だとすれば、その事業を推進すべき立場は、大田区ではなく広域自治体である東京都、埼玉県や、事業者である東急電鉄でなければなりません。
オリンピックだ!と浮かれて、限りある財源を区民生活とは関係の薄い、鉄道事業や観光に費消することは「お祭り騒ぎ」に過ぎないと断じておきます。
さて、そのような観点からうかがいます。私が地域活性化等調査特別委員長だった当時、JTB、日本旅行、はとバスの企画担当者をお呼びして、バスで区内を一巡して、大田区の観光資源について報告書をお願いいたしました。三社ともに一致した意見は「大田区には魅力ある観光資源はない」でした。極めて現実的な意見であると今でも思っています。大田区は、観光振興を行うとはりきっていますが、一体大田区のどこに観光客が寄ってくる観光資源があり、それをどのように活かすというのでしょうか。おうかがいします。
そして、政策を立てる際は流行(はやり)や思いつきではなく、現状の分析と政策実現後の結果予想が欠かせませんが、大田区の来訪観光客は現状は何名で、区内への経済波及効果はいくらなのか、そして、それを観光政策を充実させてことにより、来訪者が何名に増加して、経済効果がいくらになるのかご教示ください。数値目標のない計画は計画とは呼びませんし「仕事をしているふり」に過ぎません。具体的でかつ説得力のある検証内容を含めてお示しください。
昨年、京急蒲田駅構内に「観光情報コーナー」がオープンいたしました。私も内覧会におうかがいしましたが、一体「誰に」「何を」提供して「どのような効果」を期待するのか、さっぱりわかりませんでした。政府機関であるJNTOの案内所などは、長居をされないように、ハイカウンターを設置するのですが、大田区の案内コーナーは、ローカウンターに椅子という、ド素人の店舗屋さんが見栄えだけで設計したとしか思えないつくりです。
オープン後も気になり、ちょくちょくのぞきますが、お客様のいる光景に出会ったことはありません。いつも見えるのは、年配の委託会社の職員が楽しそうに、女性職員とおしゃべりをしている姿です。なんとも、のんびりと税金を垂れ流している施設でしょうか。はたして、年間5000万円弱もの委託費を税金から支払ってなにをしたいのでしょうか。先日うかがったところによれば、12月から2ケ月の訪問者数は延べ7100名だそうです。
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02月26日(金)
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