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脚本家・今井雅子の日記
by いまいまさこ
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■ 議論反論ハロウィン・ガールズ
「うちではろうぃんぱーてぃやるから、きてね」と、たまが学校で勝手に約束して来たので、やることに。農閑期の筆耕者は、こういうとき便利。
もともとオレンジ系のリビングなので、ハロウィンデコレーションとも好相性。

やってきた五人の女の子たちとたま、あわせて六人。それぞれ強烈な個性の持ち主。やりたいことは全くまとまらず、順番に誰かが泣いたり、言いつけに来たり。
「たまちゃんままー」ではなく「せんせいー」と、わたしのとこにやってくる。
なるべくわたしは嘴をはさまず、ガールズの自治能力に任せていると、衝突も混乱も、ちゃんと言葉でおさめていく六人。
とくに面白かったのは、A子ちゃんとぶつかったB子ちゃんが泣き出したとき。
なぐさめたC子ちゃんが「あっちいってて」とB子ちゃんに言われて泣き出し、泣き声は二倍に。A子ちゃんはB子ちゃんに謝り続け、「こんなにあやまってるんだから、もういいじゃない。なきすぎだよ」とB子ちゃんに言う、しっかり者のD子ちゃん。「そうだよ、はろうぃんなんだから、わらってたのしもうよ」と、たま。
なかなかいいこと言うじゃないか、と思ったそのとき、「はろうぃんって、そんなにたのしいものじゃないんだよ」と外国育ちのE子ちゃんが、ぽつり。
「しんだひとがこっちのせかいにきて、こどもをつれてかえろうとするから、つれていかないように、かそうするんだよ」
そうなのか、西洋版お盆なのか、ハロウィン!?
「しってる。はろうぃんは、にゅうようくからきたんだよ」とD子ちゃん。
そうなのか、ニューヨーク生まれなのか、ハロウィン!?
「だから、つれていかれないように、たのしくしてなきゃ」と誰かが強引にまとめて、このラウンドは決着。
空気読まない言いたい放題ガールズ、いいセリフ持ってるなあ。
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10月31日(木)
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