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脚本家・今井雅子の日記
by いまいまさこ
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■ 秋からの朝ドラ「てっぱん」に参加します
「つばさ」にどっぷり漬かった一年あまりが終わり、総集編とスピンオフドラマ開発も終わり、もういよいよ「つばさ」とはお別れだなとしみじみしていたら、また朝ドラの話が舞い込んだ。しかも大阪制作で、舞台はわたしの出身地、大阪。そして、チーフプロデューサーは「つばさ」プロデューサーだった海辺潔さん。
今年秋から始まるそのドラマ、83作品目の朝の連続テレビ小説となる「てっぱん」の制作発表が今日あった。
作者は寺田敏雄さん。今井雅子は作・脚本協力として参加。寺田さんは数えきれないほどの作品を手がけられていて、わたしが見ていたものもたくさんあるのだけど、なんといってもタイムリーな出産前に放送された「贅沢なお産」が印象深い。ビデオに録画してマタニティビクス仲間に「見て見て!」とすすめて回った。そのことを、打ち合わせで初めてお会いしたときにお話しした。
「つばさ」で作者の戸田山雅司さんと顔合わせしたときは、「子連れで最初に観た映画が『UDON』でした!」と話した。生後一か月のたまを膝に抱いてのママシアター鑑賞。たまも泣いたし客席は子どもたちの泣き声ぐずり声で大変なことになったけど、映画を観れることがうれしく、内容もハートウォーミングで思い出深い作品になった。
話を「てっぱん」に戻して。尾道出身のヒロインが大阪のいけずなばあちゃんの元で暮らし、カルチャーショックやジェネレーションギャップを乗り越え、力を合わせてお好み焼き屋を切り盛りしていく鉄板繁盛記。粉もん、とくにお好み焼きには一家言ある人が多いようで、ニュースで知った友人たちからは早くも「わが家のお好み焼き自慢」が寄せられている。お好み焼きというのはうまいネーミングで、各家庭の好みやこだわりがはっきりと反映される。両親の出身地、子どもたちの好き嫌い、果ては家庭の雰囲気まで、お好み焼きは雄弁に物語ってしまう。
わたしは、日常に普通にあるなんでもないことの中にこそドラマがあるんじゃないかと思っているのだけど、お好み焼きはまさにそんな当たり前の顔したドラマティックなヤツなのだ。
わたしにとってのお好み焼きは、「土曜日のお昼ご飯」のイメージが強い。小学校が週休二日じゃなかった時代、土曜日に学校から帰ってきて、「お昼何?」と聞くと、「お好み焼き」か「たこ焼き」か「焼きそば」あるいはその組み合わせということが多かった。作り過ぎると、皿に盛ってラップして、ご近所さんにお裾分け。お好み焼きの皿は縁が黄色くて花柄の平皿と決まっていた。隣家のインド人一家が並々とカレーをかけた(天ぷらにもやっぱりかけた)のが強烈な思い出。そのインド人一家が天日で熱した庭石でチャパティを焼いていた話は、決まって「ネタやろ」とあしらわれるのが悲しい。
お好み焼きは、子ども時代のいろんな記憶も運んできてくれる。
今日のtwitter
【たま語】「ごめんねー。ゆるしてあげるよ」後半はこっちの台詞です。
9:17 PM Jan 7th webで
【たま語】くじゃくの絵を指差し、これなんて鳥か知ってる?と聞くと、自信ありげに「やまぶてぃ」。え?と聞き返すと、「くんちゅんだぁにぃ」。固有名詞なの?
8:58 PM Jan 7th webで
【たま語】「ママー、またおおさかいってぶたまんかってきてよ。たまちゃんがほいくえんいってるあいだに、いってきて」と出張を促す発言。淋しくないのと聞いたら、「せんせいがいたら、じゅうぶんだから。ママいなくていいの。そんなにせんせいいたら、おおすぎるでしょ」。
8:39 PM Jan 7th webで
【たま語】工場爆発のニュースを見て、「たいへんだ! なんとかしなくちゃ!」。
8:35 PM Jan 7th webで
【たま語】保育園で「たまちゃん、いぬかったの」と先生に妄想話。「なまえは、くうちゃん。あんまりおおきくなくて、これぐらい。4キロ」と妙に具体的。何色?と聞くと「みずいろ」。
8:34 PM Jan 7th webで
【たま語】昨日聴いてたTVサントラCDを探して「ハンラ・モンタラどこ?」。半裸モンタラじゃなくてハンナ・モンタナだよ〜。
8:32 PM Jan 7th webで
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01月07日(木)
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