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脚本家・今井雅子の日記
by いまいまさこ
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■ twitterの面白さは、餅シチューの冷めない距離感。
年が明けて仕事始めで会社に行ったダンナが帰宅するなり、「いやー、驚いた」。会う人が次々と「ツイッターを始めた」と言い出し、どこへ行ってもその話題で持ち切りなのだという。年賀状に「始めました」と書いた人もいただろうし、鳩山首相(クリスマスに現れたニセモノではなく本物)が年明けから始めたこともニュース。「始めた途端、教えてもないのにフォローされちゃったよとか言われても、わけわからん」とダンナは話題をフォローできない様子。

わたしもなんとなく関わると大変そうな気もして様子見をしてたのだけど、いざやってみると、身構えるようなことは何もなく、これは会話や情報の行き来の垣根を低くしたものなのだと感じている。

わたしのイメージはバスの停留所。バス待ちの暇つぶしに知らないおばちゃん同士がしゃべっていて、「ああ、それわたしも知ってる」とか「それどこ?」とか口をはさむ。そんな感じの他愛のないおしゃべりをするのに向いている。でも、ツイッターが違うところは、そのおばちゃんたちと一期一会ではなく、おいかけることもおいかけられることもできること。でも、そこには名刺交換や連絡先を教え合うような手間ひまは必要なく、フォローしますという意思表示だけでいい。

今日、これがツイッターの面白さか、と思った出来事があった。

自宅で原稿打ちをしながら、夕飯何にしようと思ってたら、17時過ぎからテレビで料理に役立つコツを伝授するというコーナーに「節約・家事の矢野きくの」さんが出ますという情報を発見。出演者の矢野きくのさんは、フォローしあっているものの面識もやりとりしたこともない方のさらに知り合い。ちょうど時計は17時過ぎで、テレビをつけてみると、餅を使ったおこわを紹介。続いて。矢野さんが登場して、餅でとろみをつけるホワイトシチューを紹介したのだが、なるほど、小麦粉と違ってこれならダマにならないし、時間も節約できそうだ。

というわけで、保育園へ迎えに行った帰りにバターと鶏肉を買い、夕飯は餅シチュー。そのことをツイッターに書いたら、矢野さんが見つけて(自分に関係するつぶやきを探せる便利な機能がある)返信が来た。このつながるスピードの速さはツイッターならではで、まさに「餅シチューの冷めない距離」を感じた。バスの停留所だったら、「こないだここで知り合いの人がテレビ出るっておばちゃんが話してるのを小耳に挟んで、早速テレビでやってた餅シチューを作った」ということを、まずはそのおばちゃんを見つけ出して伝えてから本人に伝えてもらうことになり、伝わる頃には餅も固くなっている。

書き下ろし短編小説4編「クリスマスの贈りもの」が公開されていたUSJ特設サイトは本日終了。読んでくださった皆様、さらには感想を寄せてくださった皆様、さらにさらに広めてくださった皆様、ありがとうございます。ツイッターでもたくさん口コミしていただいた。予想以上の反響だったようで、年が明けたばかりで気が早いけれど、今年のクリスマスもやりたいですねと担当者氏。

★2010/1/17追記:1/6サイト終了にともない、縦書き文庫に引っ越して再公開。

今日のtwitter

@yanojapan ご本人から!光栄です。善は急げ、now or neverと早速夕食で試し、好評でした。しゃぶしゃぶ餅にしたので切るのもラクチンで早かったです。RT @yanojapan こんばんは。お餅でシチューご覧頂き、有難うございました♪ 是非お試しくださいませ^^
1:34 AM Jan 7th webで yanojapan宛

寝ればいいものをTwitter有名人アカウントなるページに迷い込む。 @shiro_tsubuyaki さん @tanabe1969 さん @Kitsch_Matsuo さん @MaywaDenki さんをフォロー。
1:30 AM Jan 7th webで

12/25〜29の日記を駆け足で更新。取り急ぎtwitterを貼り付けて。新年が見えてきたところでおやすみなさい。 http://bit.ly/8L7Ong
1:15 AM Jan 7th webで

2009年12月24日(木)の日記〈この瞬間がクリスマスプレゼント〉を書きました。日付変わったので相変わらず2週間遅れ。 http://bit.ly/7CvbEh
12:40 AM Jan 7th webで


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