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脚本家・今井雅子の日記
by いまいまさこ
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■ 「つばさ」第7週は「もうひとつの家族」
今日は母の日。パソコンに向かう母(=わたし)を邪魔しないように、娘のたまは「パパ おそと いこうよ」と散歩に誘い、仲良く出かけて行った。ママはお仕事だなと察すると、甘えたい気持ちを抑えて、他のことに目を向けてくれる。

2歳児の精一杯の心遣いにいじらしくなり、もらった時間をありがたく思い、母の日のプレゼントを受け取った気になっていたら、散歩から帰ってくると、「ははのひ おめでとう」とパパに仕込まれた台詞を恥ずかしそうに言って、そっと包みを差し出してくれた。根津にある和菓子司の一炉庵で見つけた「カーネーション」という菓子。往復一時間ほどの道のりを歩き通したというお土産話がおまけにつき、「たま、すごいね。えらいね」とほめちぎった。和菓子を選んでくれたのは、「つばさ」へのエールかなとも想像して、家族にチカラをもらってるなとあらためて感じた。

朝ドラ「つばさ」は、人と人とのつながりを26週を通していろんな形で描いている。どんなときにつながっていると感じるか、ひとりぼっちだと感じるか、そんなことをこれまで以上に意識するようになった。誰かが自分のことを気にかけてくれている、そのことをうれしいと思う自分がいる。そんなささやかだけど確かな心の動きを大切にしていたい。

さて、「つばさ」7週目は、「もうひとつの家族」。借金の利息をチャラにするという理由でつばさ(多部未華子)が立ち上げに巻き込まれることになったコミュニティ放送「ラジオぽてと」は、いよいよ開局目前。最初は不本意で手伝っていたのに、ここまで来たからには、もっと先を見届けたい。そんな気持ちになっているところに、祖母・千代(吉行和子)がつばさの女将修業を始める、ラジオの仕事はやめてもらう、と言い出す。つばさは甘玉堂かラジオかの選択を迫られつつも、開局特番のリハーサルの失敗でガタガタになったチームワークを何とか立て直そうと一人一人の主張を聞いて回る。そして、こだわりの強い個性派集団の共通項は「ここにしか居場所がない人たち」であることを発見し、全員が互いの気持ちをわかりあえるよう、役割をシャッフルすることを提案。なんとか開局特番の放送を乗り切ったとき、つばさにとっても、他のメンバーにとっても、ラジオぽてとが「もうひとつの家族」になる……という一週間。注目アイテムは、浪岡(ROLLY)のギター。

連続テレビ小説「つばさ」(月)〜(土)放送中
【放 送】総合・デジタル総合 8:15〜8:30
     デジタル衛星ハイビジョン 7:30〜7:45
     衛星第2 7:45〜8:00
【再放送】総合・デジタル総合 12:45〜13:00
     衛星第2 19:30〜19:45/(土)9:30〜11:00(一週間分)

演出は4週、5週を担当した大橋守さん。今週はお仕事話が中心で、玉木家と甘玉堂の出番は少な目。なので、甘玉堂バージョンのスタッフTシャツをどうぞ。
05月10日(日)
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