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脚本家・今井雅子の日記
by いまいまさこ
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■ 川越「つばさ」ファンクラブの皆さんと二度目の春
陶器の「やまわ」さんの外観が「甘玉堂」に使われたのは知っていたけど、商工会議所の外観が「城之内エンタープライズ」だったとは知らなかった。

お昼は「初音屋」の大広間にて天丼。川越はなぜか「てっぱん」に縁のある名前のお店が多く、他に甘味の「あかりや」、とんかつ屋「浜勝」がある。そして、「てっぱん」を観ている「つばさ」ファンも多く、二つの朝ドラの話題が行ったり来たり。

「つばさ」ファンにおける多部ファン占有率も高いので、お土産に持って行ったドラマ「ブレスト〜女子高生、十億円の賭け!」仕様の原作本POPと栞はじゃんけんでの取り合いとなった。

「つばさ」に出て来る赤いラジオをプレゼントしていただく。同じ型の既製品を見つけて入手し色を塗ったという。極めてますなあ。

腹ごなしにぶらぶら歩き、満開の桜を愛でつつ「つばさ」第3週で加乃子が赤色灯を振ってサンバダンサーと踊った田谷堰へ。昨年12月28日の「てっぱん」年内最終放送日にピカイチダンサーズとして「つばさ」ファンクラブの皆さんがてっぱんダンスを踊った場所でもある。というわけで、皆でどやどや上がって、てっぱんダンスの真似などした。


時の鐘が時を告げるのを見て、その裏にある公園へ。そこに、つばさと翔太が第1週で待ち合わせたブランコがある。わたしが脚本を書いたスピンオフ「好きと言えなくて 青春編」にも登場するブランコ。もちろん座ってみる。

二十分ほどお茶して、オフ会らしい会話に花を咲かせた後(どの場面が第何話に出て来るかを即座に答えてしまう人たち。すごい)、川越スカラ座へ。ラジオぽてとのある川越キネマの劇場部分は、ここがロケ地。現在はNPOが運営し、多くの賛助会員に支えられているという。賛助会員からアルバイト、スタッフ、ついには運営側になっていたという女性にお話をうかがう。大変なことをしているという気負いがなく、いい感じに肩の力が抜けた人。この映画館の成り立ちそのものがドラマになりそう。

「つばさ」像前まで戻り、解散の前に「川越エントリーグッズ」と銘打って選りすぐりの特産品を詰め合わせたものをファンクラブの皆さんよりお土産にいただく。提灯、お菓子、木工のペン立て、ガラスのペーパーウェイト。さらに皆さんからも次々とお土産が。お花見のときに差し入れで出て、わたしが目の色を変えて興奮した大好物の「黒松」どら焼きも食べきれなかった分をどっさり。川越まで買い出しに来たような大荷物となった。

ちょうど去年の春、ファンクラブのサイトからリンク集を作りたいので関係者のサイトを知らせてほしいと問合せがあった、と「つばさ」制作統括の後藤高久さんからメールをもらった。そこに〈この時期になってもまだまだ「つばさ」を愛し足りない人々がいるということは幸せなことだと感じます〉と書かれていたけれど、さらに一年経っても、まだ愛し足りない人たちがいるのだった。
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【お知らせ】4/25(月)ツブヤ大学RaKuGo講座にゲスト出演

ネット上の生涯学習講座(でも、カルチャーセンターよりもゆるい感じ)「ツブヤ大学」のRaKuGo講座にゲスト出演。20時頃から1時間半ほど、フリートークと特別企画(何をやるかはお楽しみ)で出演します。RaKuGo講座と言いつつ、落語の話はとくにしないようですが、司会は落語家の立川こしらさんで、軽妙なトークを落語感覚で楽しんで頂けるのではと思います。

ライブまたはネットからのご参加歓迎。

●ライブで

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04月10日(日)
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