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与太郎文庫
by 与太郎
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■ 解題 〜 文学よ、さらば 〜
 命題は、アウグスティヌス《告白》より、時間とは何か?
 時系列については《春秋左氏伝》
 自伝的基調は、プルースト《失われた時を求めて》
 文体は、ファーブル《昆虫記》、原題は「昆虫の回想」
 導入部のアイデアは、メルヴィル《白鯨》による。
 
 旧い友人に会って話をしてみると、おなじエピソードについても双方
の記憶は、いくぶん異なったストーリーに変形して保存されている。
 記憶にも共鳴現象があるらしく、この分冊がまとまりはじめたころに
中学時代の本宮先生から、四十五年ぶりの電話と書簡 (Let'20001010)
をいただく。
 教え子として、これほど嬉しいのだから、教え子の消息もまた先生に
とって(彼が問題児であったとしても)喜ばしからずや。
 この分冊を献呈したあとは(あまり遠慮せずに)しばしば手紙を書い
て(あまり長いものは迷惑だろうけれども)、そのやりとりを(疎遠に
なった友人たちにも)なるべく伝えよう。
 
 その当時どう思ったか、あるいは今どのように考えているか、などを
あまり強調すると(余分な流れを生じて)歪曲修正することになりかね
ない。事実を記録するといっても、部分的には自分の都合で判断できる
ので、なるべく都合のわるいことがらも収録したつもりだが……。
 書きちらした草稿のなかで、愛着のあるパロディや小噺に《イランの
ばか》《傾老の日々》《杉さかやの客たち》、音楽自伝に《双竜外伝》
などがあり、いずれ匿名のホームページにでも連載するかもしれない。
(Last updated 20001210) (20080629)
 

12月10日(日)
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