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与太郎文庫
by 与太郎
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■ 日曜細工入門 @ 汚さず余さず音たてず
セメダインだと汚れるじゃないか、と思われそうですが、ご心配なく。
両面用の速乾性という新製品ですと、塗布面がおたがいにくっつくだけ
で、片面だけで、はスベスべしています。
カッターナイフの刃にとって、丹念に塗れば、手を汚しません。
いちばん便利なのはペーパーセメントといって、画材屋さんで売って
います。このほうカ安くて、用途もひろいので、ぜひひとつ買ってくだ
さい。木工ボンドも不要ですから、余分な買いものになりません。溶剤
のソルベックスとあわせて1000円ぐらいです。溶剤を流せば、いつでも
元どおりにバラせるのが最大の利点です。難点といえば、木工に使った
場合いくぶんグラグラします。
なにしろクギを打たずに、箱のようなものを作るのですから、多小の
グラグラは目をつぶりましょう。あわててクギを打ってしまわずに、す
っかり出来上ってから、よほどヒマなときに、3本ばかりクギ打ちして
やれば十分なのです。
■ 材料をさだめる
材料は、ベニア板にかぎります。
相当に厚いものでも、カッターナイフで両面から切ると、静かに切断
できます。15ミリ厚(5分ベニアと称します)になると両面から5ミリ
づつ溝を入れれば、何とか切れますが、5.5ミリ厚(2分ベニア)を三
枚貼りあわせたほうが正確で、力も要りません。急いではケガをします。
のんびりと、ノコギリで切るつもりで、時間をかければケガも疲れもあ
りません。
切り口を、ただしく直角にするコツもやはり、ゆっくりと軽く何度も
カッターナイフを往復させることです。
べ二ア板は、最大寸法が1820×910ミリです。
日曜細工ではセンチもメートルも採用しません。厳格な仕上げのため
にもミリ単位になれてください。
日曜大工の店・スーパーマーケットで売っているのは、303×303を一
マスとして(一尺角なんです)1×3マスとか、2×3マスといったふ
うに裁断されています。
まず最初は1×3マス(303×910)を一枚買ってみましょう。材料を
余さないためこの寸法でできる小物をデザインしてみませんか。
ついでに、長尺スケールレ必要です。あとは、えんぴつ一本でよろし
い。
全部あわせて2000円ぐらい必要ですね。
必要な道具と材料を、もういちど点検してみましょう。
1.カッターナイフ(小さいのが便利です)
2.ペーパーセメントとソルベックス
3.ベニア板(1×3尺もの2分ベニア)
4.長尺スケール(2メートル)又は曲尺
5.えんぴつ(HB)便いすて直前のもの
■ 何を作るか?
私たちは、一枚の小さな2分ベニアを前にして、すぐに作れて、すぐ
に使える小物をデザインしました。上にかかげた板取図がそれです。週
刊誌やポケットの中味を放りこんで、ちょっとした秘密のかくし箱もあ
る、しゃれた小箱なんです。
あなたの枕もとに置いて、その日から使えます。そして、これをその
ままの形で、プラスチックにアレンジしたのが、下の広告にある《月刊
山陽》ディスプレースタンドなんです。コマーシャルみたいでごめんな
さい。でも便利な小箱ですから、よく観察してください。次号では、く
わしい作りかたと、アイデアあふれるヒントを提供いたします。
http://d.hatena.ne.jp/adlib/19781023
── 《日曜細工入門 @ 汚さず余さず音たてず 19781023 月刊山陽》
(20061107)
10月23日(月)
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