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Kenの日記
by Ken
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■久百百から第39番延光寺
今日は久百百から第39番延光寺まで歩きました。距離は約34Kmで宿は延光寺近くの民宿島屋さんです。昨日の足摺岬往復40Kmに比べると距離が短いので気持ちが楽でした。その分昔の遍路道などを寄り道したり、休憩時間を長く取ったりすることができました。お遍路は無理な歩行計画をたてて焦るよりゆったりと歩くことが良いと改めて感じました。

第39番に行く道は、市ノ瀬という地区にある「真念庵」を経由して古い遍路道を通るルートと、その南側に新しくできた県道21号線を通る方法とがあります。更に北側の「真念庵」を通る古い遍路道は途中の三原村を通過するルートとその手前で古い遍路道に入り込むルートがあります。選ぶ道に依って経験する雰囲気・様子も大分違うことだろうと思われます。私は県道を通らずに古い遍路道の方を選ぶことにしました。結果的には非常に面白い体験ができたと思います。

まず案内地図に記載されていない古い遍路道が沢山あるので、アスファルト舗装でない山林の中の遍路道をたっぷり歩くことができました。アスファルトの道は基本的に平面なので足の裏への刺激は一定なのですが、舗装されていない山道は岩や石を踏んでいくことになるので、結果的に足首・足の裏への程良い刺激となるのです。また遠くを見渡せない山道は距離感が掴み難いので結果として歩いていても疲れないようになるようです。

途中立ち寄った三原町では「どぶろく」のお接待を頂きました。偶々休憩所を併設している食堂で休んでいると、その店の方から思いがけなくその地区で作られていると言う「どぶろく」を頂くことができました。三原地区では10年ほど前から地元で取れる米を使って「どぶろく作り」を始めたのだそうです。現在では「どぶろく特区」に指定されていて7軒の家でどぶろくを作っているのだそうです。その店で頂いたどぶろく「富喜」は大変美味しいお酒でした。

三原村から第39番延光寺のある平田町までの道沿いに「中筋川ダム」があります。ダム建設の影響でダム下流の中筋川の水面は下がり大変深い谷のようになっています。谷の上を通る橋はバンジージャンプが可能なような高い場所を通っていて素晴らしい眺めとなっています。
09月20日(日)
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