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Kenの日記
by Ken
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■遍路十六日目(第37番岩本寺途中の安和まで)
○宿から安和まで29Km
歩行距離:15Km 歩数:25,460歩 宿:安和の里
今日の行程は「第36番青龍寺」から「第37番岩本寺」に至る「58.5Km」の遍路道一日目です。明日岩本寺を遍路して今回の遍路の区切りとなります。岩本寺参拝を終えた後はJR窪川駅から特急列車を使って高知に戻り、高知に一泊して翌日(土曜日)の飛行機でさいたまに帰る予定にしています。足が元気で岩本寺を早く終えることが出来たなら、高知に宿泊せずにその日の最終便で買えるという選択肢も残されています。
「第36番青龍寺」は細長い横浪半島の先端にあり北側には9Kmに及ぶ深く細長い入り江があります。第37番岩本寺に向かう遍路道には3つの選択枝があります。南側の横波半島を歩くもの、もう一度北側に戻って北側の海岸道を歩くもの、そして9Kmの「浦の内湾」を船で進むものです。湾の入り口の「埋立」から湾内部の「横浪」まで「じゅんこう」と呼ばれる渡し船(須崎市営)が通っているのです。
昨日露天風呂と夕食で一緒になった北海道からのベテラン遍路が「海の中の遍路道」を強く勧めてくれました。ここは遍路道が海の中を通っているという特殊な場所なのだそうです。また「国民宿舎土佐」の方も「海の遍路道」が本来の道だと教えてくれました。というのは9Kmもある特殊な入江となっている「浦の内湾」には大きな潮の干満に伴う海流を利用して昔から渡し船が運行されていて「空海」もその渡し船を利用したという話があるようなのです。潮が引くときには湾の奥の横浪から埋立に向かう渡し船が、潮が満ちようとする場合には湾の入り口の埋立かあ湾の奥の横浪に向かう渡し船が運行されていたのだそうです。
「じゅんこう」は「埋立」から「横浪」という町を結んではいますが、船が沿岸にすむ住民の対岸に渡る交通手段であるために8箇所程度途中駅が設けられています。10:05分発の「埋立」発の渡し船には4人の遍路客の他に乗船客はおらず、船はジグザグに進むの行きましたが、途中の停留所に客がいないことを確認して素通りして結局他の客は誰も乗らずに「横浪」に到着しました。この10時の渡し船の前には7時の船があってそれには沿線の通学児童・生徒が沢山乗るようですが10時の船には遍路客の他には利用客が殆どないようです。10時の渡し船へは国民宿舎土佐の方が車で送ってくれました。宿から5Km程度の距離なのですが歩くとなると大変な道のりなのです。台風の中の長距離歩きで両足に幾つか「肉刺」を作ってしまったので無理をするのは止めました。
久し振りの朝食をゆっくり食べて9時頃ロビーに降りて車の出発を待っている時に昨日は気づかなかったのですが「パソコン」がロビーの隅にあることに気づきました。駄目で元々と歩数計データアップロードを試してみると、なんとUSBソフトダウンロードに成功し歩数データをアップロードすることができました。14日分貯められるデータは一日部だけ消えていましたが13日分は登録することができました。昨日気づいていれば全てのデータをアップロードする事ができたのですが。昨日はエレベータの無い3階の部屋から洗濯機の空き具合のチェックと露天風呂への往復など何階かロビーの前を通っていたのですが気付かなかったのでした。
渡し船の船旅は1時間程度でした。非常に美しくのんびりした船からの景色は最高です。船は17人乗り程度の小さなものですが、スピードは歩くよりずっと早いので得した気分です。運賃は620円でした。横浪に11時に到着し近くの食品店で昼食様の「おにぎりとパン」を買ってから歩きはじめました。途中「須崎市内」を抜けて「阿和」という町で宿をとりました。今日の歩行距離は15Km程度と非常に短いものとなりました。「歩き」の他に車で「5Km」、船で「9Km」移動しました。
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05月14日(木)
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