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Kenの日記
by Ken
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■遍路十五日目(第33番雪渓寺から第36番青龍寺まで)
○宿から第33番雪渓寺まで2.6Km
○第33番雪渓寺から第34番種間寺まで6.3Km
○第34番種間寺から第35番清瀧寺まで9.8Km
○第35清瀧寺から第36番青龍寺まで13.9Km
○第36番青龍寺から宿まで2Km

歩行距離34.6Km 歩数:51,594歩 宿:国民宿舎土佐

国民宿舎桂浜荘は桂浜を見下ろす丘の上にあります。朝食は6時30分からなので、その前に桂浜の「坂本龍馬」の像を見てきました。宿の人の説明では桂浜まで徒歩で10分程度とのことでしたが、宿のある丘の上から海抜0メートルまでは坂道なので桂浜は遠く感じました。今日の遍路行程は軽く30Kmを越えるものですし、昨日の台風暴風雨の中長時間歩いたので足に「肉刺」が何カ所かできているのでこれまでほどのスピードでは歩けないと考えていて、足への負担を少しでも減らそうと考えていたからです。

しかし、折角高知まできたのに「桂浜の竜馬像」を見ないで帰るのはもったいないので、足への負担は二の次にして見に行ったのでした。坂本竜馬の像は太平洋の朝日を望む丘の上にありました。像のレプリカは何度も見ていますし、家にも小さな長崎土産のミニチュア像がありますが本物は非常に大きいものです。高知における龍馬の存在の大きさを実感できる像です。桂浜には「龍馬」と並んで有名な「土佐犬」のショーがあるようでした。

今日は高知県の西方面の4カ所の札所を回りました。宿屋を7時に出発して「第33番雪蹊寺」「第34番種間寺」「第35番清瀧寺」「第36番青龍寺」とまわりました。宿から「雪渓寺」まで1.2Kmだと思っていた「2.6Km]もあることがわかり、一日の歩行距離は延びました。これに朝「龍馬像」を見に行っているのでトータルで3.5Kmほど追加に歩いた感じです。因みに今日の予定歩行距離は「34.6Km」ですから35Km以上は歩いたことになります。

今日の遍路道周辺の風景は高知市・土佐市の田園風景です。昨日の雨で各所で用水路の水嵩が増しているのですが、大きめの川とか1m幅位の用水路等で大きな「鯉」の産卵シーンが各所で見られました。30cm位の鯉が集まってバシャバシャ水音を立てていました。遍路道沿いの小さな川で30cm程の鯉が泳いでいることには驚きました。

高知県南部のこのあたりで「猫」に首輪を掛けてリーシュで繋いでいる所を何か所かで見ました。紐で繋がれていることに慣れている猫は堂々と「家猫顔」でいますが、慣れていない猫は何とかして紐の束縛から逃れたがっているようでした。紐で繋いだ猫は運動させないと太るばかりですから犬と同じように散歩させるのでしょうか。野良猫と区別するためにしっかり束縛しておくという飼い方はそれなりに意義があると思いました。

「第35番清瀧寺」で休んでいた女性遍路から小振りの「キュウリ」を数本貰いました。彼女は沿道でキュウリを買って、食べるに便利なように塩でもんでもらったのだそうで10本近い小さなキュウリを持っていました。また昨日の雨で「IPAD」が濡れたが大丈夫だったとも言っていました。非常に大きなリュックを背負っている理由が分かりました。私もお接待に大きな夏蜜柑二つを頂きましたがそれを手にぶら提げて歩くのは結構大変でした。「青龍寺」へ行くまでの旧遍路道を登る前に自動車で遍路されているご夫婦から「森永ミルクキャラメル」のお接待を頂きました。小さいお接待は有難いです。

「第36番青龍寺」に行くには「宇佐大橋」という大きな橋を渡らければなりません。実は青龍寺は9Kmもある「浦の内湾」の南側の横浪半島(と言うらしい)の先端近くにあるのです。宇佐大橋が渡している狭い海峡はさらに9Kmも奥に広がっているのです。青龍寺のある横浪半島にはスポーツで大活躍の「高知明徳義塾」があるのです。遍路道沿いでも何か所かで看板を観ました。元横綱「朝青龍」は明徳義塾高校を中退して角界入りしました。朝「青龍」の四股名は「青龍寺」から採られています。ゴルフ界でも松山秀樹、横峰さくらを輩出しています。


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05月13日(水)
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