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Kenの日記
by Ken
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■遍路十四日目(第29番国分寺から第32番禅師峰時まで)
○第28番大日寺から第29番国分寺9.2Km
○第29番国分寺から第30番善楽寺まで6.9Km
○第30番善楽寺から第31番竹林寺まで6.6Km
○第31番竹林寺から第32番禅師峰寺まで5.7Km
○第32番禅師峰寺から宿まで6.5Km

距離34.9Km、歩数:57,233歩、宿舎:国民宿舎桂浜荘

この日は遍路道は高知市内を北から縦断するように走っています。遍路道は途中土佐電の市内電車の文殊通駅を通過することになるので、一旦文殊通駅で遍路道を離れ電車に高知市内に出てホテルに荷物を置き、軽装となって再び文殊通駅から遍路を始めようと考えていたのですが、それは止めて出来るだけ先に進むことにしました。高知市内では「桂浜だけ」は見ておきたいと考えていたのですが、第32番禅師峰寺から少し頑張れば「桂浜」に近い宿に泊まることが出来るのでそこで宿を取ることしたのでした。その結果この日の歩行距離は約35Kmと今回の遍路で最長となりました。

一方で今日は台風6号が高知県に接近する日に当たってしまいました。天気予報では昼前から午後・夜にかけて暴風雨となると報じていました。台風季節がまだ早いとは言え、高知県に近づく台風は関東で経験する台風と違って「活きが良い」でしょうから気を付けなければなりません。雨が降り出す前にできるだけ距離を稼いでおきたかったので、朝食は抜きにして代わりに「オムスビ」を作ってもらって朝5時に宿を出発しました。暗いと道を間違える恐れがありますので、明るくなって遍路道の目印が分かるようになるのが5時だったのです。

朝5時は厚い雲が垂れ下がっていましたが雨・風はまだ無くて、第28番大日寺下の宿を出発してから次の「第29番国分寺」まで雨は降りませんでした。ところが国分寺で参拝している間に台風特有の急な土砂降りとなりました。国分寺の寺の庇下を借りてカッパの上下を身に付け、菅笠にビニールカバーを付け、リュックにカバーをしました。この後散発的に激しくなる台風の雨・風は午後5時過ぎまで続きました。一方台風の動きは天気予報よりは早く午後6時過ぎには台風一過で夕焼けと虹が綺麗に見える天気となりました。

今日の激しい雨・風に「弱点」を露呈したのが「カッパ」と「リュック」でした。カッパは遍路に取り組むに当たって新規購入も考えたのですが、大昔買った「ゴルフ用」の上下カッパがあったのでこれに防水スプレーで防水処理を施して持ってきたのでした。遍路一回目の使用ではまあまあ防水機能が働いていましたが、二回目に当たる今日の豪雨には対応できす、カッパを着けても下にどんどん雨が染み込む状態となってしまいました。体温の低下で風をひかないように気を付けました。このカッパは汚れも目立つし防水機能は全く無いので捨てることにしました。一方で竹林寺で「50円(ダイソウ製)」のカッパを売っていたので購入して上限カッパの上に着ました。これは新たに雨の侵入がない分身体を冷やさずに済んだので良かったと思います。

リュックの弱点も「防水機能」です。リュック用の防水カバーを買って持ってきているのですが、台風の激しい雨においてはリュックが背中と接する部分から雨水がリュックに侵入しリュックの中身が全部びしょぬれに成ってしまいました。宿についてから着ていた衣類とリュック内の衣類全部を洗濯しました。更に宿の部屋の中ではエアコンの乾燥機能を全開にして、靴・リュックなど洗濯できないものを乾かしました。台風の暴風雨の中を11時間以上歩いたのですから、どんな立派な装備でもずぶぬれにはなったと思います。


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05月12日(火)
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