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Kenの日記
by Ken
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■遍路十一日目(室戸岬を目指す3日目、第24番最御崎寺から第26番金剛頂寺まで)
○宿から第24番最御崎寺まで15.5Km
○第24番最御崎寺から第25番津照寺まで6.5Km
○第25番津照寺から第26番金剛頂寺まで3.8Km
○第26番金剛頂寺から道の駅キラメッセまで1.6Km
歩行距離:27.4Km 歩数:44,562歩 宿:民宿「うらしま」
室戸岬までの道程の3日目です。佐喜浜の民宿徳増から、ひたすら室戸岬を目指しました。東北地方太平洋岸、茨城県あたりでは太平洋の向かい側は「北アメリカ」だと分かります。従ってアジアとアメリカ西部を結ぶ海底ケーブルの最短距離の日本を経由するのです。しかし関東南部・本州西部四国の太平洋は海の向こうはどこなのか思いつきません。インドネシア・オーストラリアなのでしょうが、そこに向かって漕ぎだそうという気持ちには成りにくい国々です。船の航路は東西が一般的で南北は航路には向かないのでしょう。東西なら同じような気候帯をずっと進むことができますが、南北は気候が激変してしまいます。そんなことを考えながら歩きました。
室戸岬に近づくにつれて興味深い場所が現れるようになりました。空海が籠もって修行したとされている海岸近くの洞窟は「太平洋」を見渡せる「座禅(雨を凌げる)場所」としては絶好の場所だと思いました。その洞窟の少し手前には巨大な白い「空海の修行姿の象」が山の中腹に立っています。この像は遠くからでも非常に目立ちます。
今日5月9日は室戸市の港・坂道・海岸道路を利用して第一回室戸トライアスロン大会が行われいました。12時30分スタートなのですが、海岸に沿った道(国道55号線)はこのレースのために車両通行止めとなりました。私はスタート・ゴール地点付近に設営されていた屋台で昼飯を食べました。さすが土佐だけあって「鰹のたたき」用の藁や火を燃す大型の炉が用意されています。
鰹は食べずに金目鯛の炊き込みご飯を買って食べました。観光客向け値段になっていました。後で知ったのですが室戸市の中心部は「津照寺」のある辺りでした。お寺の位置だけに注目していると、思わぬ見落としがあります。室戸岬先端の「第24番最御崎寺」辺りから雨が強くなったので笠とリュックにカバーをかぶせ、上下のカッパをきました。カッパとリュックカバーは準備した甲斐がありました。この雨は夕方まで続きました。
津照寺近辺は室戸の町の中心部なので結構変わった店がありました。小鳥屋、毛糸屋さんなど都会でもどんどん減っている店が営業していると驚きます。魚を店先に沢山ならべている魚屋さんがあったので、買って帰ることはできないので写真を撮らせて頂きました。写真を撮っていると「食べて行きなよ」と「一人前」の差刺身盛り合わせを作ってくれたので頂いてしましました。鰹の刺身と近海マグロの刺身でしたが、本当に美味しくてびっくりしました。遍路姿の効果が絶大なものがあります。
今日は室戸のトライアスロンの日でしたが、もう一つ第26番金剛頂寺の「御祭礼」だということで、遍路に人気のある金剛頂寺の宿望が営業休止になっていました。「御祭礼」では仕方がないので金剛頂寺への登り口にある「うらしま」という民宿に宿をとりました。この宿は金剛頂寺への上り口にあるため、重いリュックを民宿に預けて26番金剛頂寺を参拝してきました。帰りは更に27番方向に山を下りて道の駅キラメッセまで進みました。帰りはバスを利用して「うらしま」まで帰ってきました。従って明日は金剛頂寺から降りた場所のキラメッセのバス停まではバスで向かうことになります。民宿うらしまの夕食には「鰹のたたき」がでました。これからしばらく「鰹のたたき」が続きそうです。
05月09日(土)
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