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Kenの日記
by Ken
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■遍路二日目(第8番熊谷寺から第11番藤井寺まで)
○「第6番安楽寺から第8番熊谷寺まで」5.4Km
○「第8番熊谷寺」次札所まで2.4Km
○「第9番法輪寺」 次札所まで3.8Km
○「第10番切幡寺」 次札所まで9.3Km
○「第11番藤井寺」 宿の民宿吉野まで0.5Km
歩行距離:21.4Km、歩数:36,807歩 宿泊:旅館吉野
安楽寺の宿坊で6寺30分から朝食を頂ました。食堂の席は昨日と同じで東京からの女性遍路の桑島さんと南さんと一緒でした。この後南さんとは遍路道・札所で何回かお会いしました。
昨日第7番の十楽寺の参拝を済ませて置いたので今日は十楽寺は素通りです。十楽寺山門前を通って第8番の熊谷寺に向かいました。宿からは5.4Kmの距離になります。天気が良くて朝日と澄んだ山村の空気が美味しいので非常に気持ち良く歩くことができました。しかし5Kmを休憩無しで歩くと流石に足に負担が大きいようで左膝当たりに痛みを感じ始めました。左足は踵に爆弾(骨棘の腱への悪影響)があるので注意しなければならのです。昨日「アミノバイタル」が非常に有効だったようなので早速一袋飲みました。これが聞いたかどうか膝の痛みは1時間後位には解消しました。
山の中腹にある第8番熊谷寺は予想外に空いていたので順調に参拝できました。次の第9番法輪寺までは熊谷寺から下り坂なので直ぐに着きました。法輪寺の手前の休憩所可愛らしい子犬(黒のレトリバーで生後2ヶ月ぐらいでしょうか)が放し飼いで飼われていました。非常に人懐こいので近くに行って写真を撮りました。店のおじさんにに名前を聞くと「きゅうちゃん」だと教えてくれました。第9番法輪寺から貰われてきたのだそうです。これから第9番札所のマスコットになるのではないでしょうか。
第10番切幡寺は法輪寺から西に行って再び山腹まで上ることになります。この寺に行き着く手前の333段の急な階段は非常にきつかったです。参拝客用の駐車場はこの下にあるので車で遍路している人も歩かなければなりません。山の中腹にある寺は行くのは大変ですが、この時期里山では「ウグイス」が既に非常に鳴き方が上手になっていて競うように長く続く鳴き声に癒されます。
切幡寺から下った辺りで12時になったのでお昼を食べる場所を探しました。街道沿いに大きな「うどん屋」がありましたが今日はうどんはやめて置くことにしました。というのも昨日の昼に街道沿いの「うどん屋」に飛び込みそれほど美味しくなかったのでした。遍路道沿いにある小さなスーパーで弁当でも買おうと入ったところ店内の隅で一人の遍路さんが接待受けていました。スーパー入り口近くに小さな接待コーナーが作られていてそこでお茶を出していました。私も「稲荷寿司」と「ブルーベリーパン」を買ってお茶のお接待を頂くことにしました。
スーパーのおばさんは稲荷寿司にはお茶、パンにはコーヒーだといって作ってくれました。有り難くお受けしました。接待場所にはお友達だというもう一人の「おばさん」がいました。このおばさんが店を出て行った後にお店のおばさんが話してくましたが、その出て行った「おばさん」は切幡寺の麓の「うどん屋」の方でうどん屋を営んでいた方なのだそうです。ご主人が亡くなりうどん屋さんを止めたのだそうですが、90歳になるおばあさんとの二人暮らしだとのこと。そういえば切幡寺から降りてくる辺りで看板があるものの営業をしていない「うどん屋」さんがありました。
このスーパーの入り口の横には「ねこ餌場」があります。そこにひどい皮膚病の三毛猫が食べ物を貰って食べていました。店のおばさんの話によると、息子さんがネコ好きでよく猫を保護してくるのだそうです。そういう話が伝わってスーパーの店には不心得な人がいて捨てネコを置いていくと文句を言っていました。息子さんがインターネットで買ったという猫の皮膚病の薬が置いてありますが、その薬はあまり効いていないようです。非常に悪性の皮膚病ののようで三毛猫はやせ細っていました。この小さなスーパーは「十川商店」という商店でした。
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04月30日(木)
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