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Kenの日記
by Ken
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■音楽配信がCDを凌駕
昨年2014年の世界の音楽ソフト販売ですが、デジタル配信がCD(レコード含む)を初めて抜いたのだそうです。国際レコード産業連盟によると、売上高はデジタル販売売上高が68.5億ドル、CD・レコードが68.2億ドルだったそうです。そのデジタル配信については「Itune」のような「楽曲買い方式」ではなく、定額制の聴き放題のサービス(ストリーミング)が主流になってきているのだそうです。アップルは昨年秋に大容量音楽ソフトの格納が可能な「IPodクラシック」の生産を中止しました。音楽は持ち運ぶものでは無くいつでもネットから配信される時代になっているようです。
しかし私はというとまだ旧式の「IPod」を使っています。家にある嘗て購入したCDコンテンツは殆どMP3やAACで圧縮した形でハードディスクに入っています。持っていないCDについても駅前にできた図書館のCDライブラリーから聞きたい曲を借りてきてハードディスクに入れますし、どうしても聞きたいものはまだCDを買います。クラシカル音楽は古い音源が発掘されますし、CDにするにあたって新たな技術で音質の改良がなされることもあるので昔の名演を新鮮な音で聴くことが可能となってきています。日本ではまだCD販売が主流で音楽ソフト販売の8割を占めているのだそうですが、CDショップのクラシカルコーナーは相変わらず魅力的です。
嘗てクラシカル音楽を聴く時にはCDのジャケット解説を読み、興味にある曲の場合には「スコア」を見ながら聞いたものです。レコード時代からの伝統でCDのジャケットデザインは演奏される曲と演奏家の組み合わせの象徴として重要な意味を持っていました。音楽ジャケットはその時代の特色や演奏家のスタイルを色濃く反映したものとなっていてとても魅力的なものがあったと思います。最近はあまり凝ったものはないように思えます。こうした音楽CDの付加的な「おまけ」が全て無くなって、音楽がネットから流されるだけで消えてしまうという世界は楽しみが限定的で私には馴染めないような気がします。まだまだ私の音源保存用ハードディスクには新しい曲がどんどん増えていきそうです。
04月16日(木)
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