ID:85567
Kenの日記
by Ken
[99127hit]

■大阪都構想と民主党代表選挙
橋本大阪市長は今年の5月17日に「大阪都構想」に対する住民投票を実施し、そこで自らの都構想が否決された場合には政界を引退する考えだそうです。大阪市議会と大阪府議会の野党はこの橋本市長の住民投票案を受け入れ、住民投票によって「都構想案」を一挙に消し去ろうと考えています。果たして橋本市長の5年越し政策が市民の賛同を得るのか、風雲児橋本市長が政界を去るのか、住民投票までまだ5カ月以上ありますが2015年上半期の注目の審判です。

その橋本市長が今月18日に投開票される民主党党首選挙で立候補者に注文を付けています。党首選に立候補している長妻(54)細野(43)岡田(61)の3氏が野党再編に前向きなのか否定的なのかはっきり宣言せよと要求したもの。昨年12月の衆議院選での立候補を見送り「都構想」実現にむけて大阪市長を続けることとした橋本市長にしてみれば、野党大敗の衆議院選挙後速やかに野党再編を行って自民党に対抗できる勢力を作りたい気持ちは良く分かります。

民主党が前回同様に選挙後に「ノロノロ」とやっていたのでは自民党の「1強時代」はより強化され長期化しそうです。イギリスの「労働党」が良い例ですが、労働組合色の強い政党は政権交替可能な2大政党になることはできません。民主党が真に政権交代可能な政党となるためには、橋本市長が提示する「踏み絵」を踏む必要があると思います。逆に自民党政権が安泰であるためには、今のような民主党の中途半端な姿が最高なのです。

橋本市長は5月の「住民投票」で勝利する自信十分です。大阪での実績・人気上昇をバネにして一気に中央政界への進出方法を考えているでしょう。今年5月以降どのような政界となるのか。波乱の羊年の様相です。
01月08日(木)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る