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Kenの日記
by Ken
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■バッハの宗教合唱曲
アメリカのネット会社へ注文したバッハの注文したのが「ヘルムート・リリング指揮:バッハ宗教合唱曲集」でした。この曲集はバッハの代表的な宗教合唱曲の「マタイ受難曲、ヨハネ受難曲、クリスマスオラトリオ、ロ短調ミサ曲」の4曲をヘルムート・リリング指揮でシュトットガルトバッハコレギウムが演奏たものです。CD10枚組みです。値段はCD代1739円、送料350円の合計2089円。一枚あたり単価は200円ちょっとで大変お得な曲集です。

この10枚組みCDには「対訳」は含まれていません。宗教合唱曲なのでどうしても役が必要になります。そこで活躍するのが、以前に購入しておいた「宗教音楽対訳集成」(国書刊行会)です。この本には「カトリックミサ曲」とか「「聖母の賛歌(アベ・マリア、スターバト・マーテル等)」の他にバッハの3大宗教曲として「ヨハネ受難曲、マタイ受難曲、クリスマス・オラトリオ」の対訳・解説が含まれています。マタイ受難曲の対訳はこれまで聴いた何回かのコンサートでもらった対訳集も座右においておくと便利です。

そしてネット辿り着いたのが「オレゴン大学デジタルバッハプロジェクト」です。偶然と言えば偶然ですがこのオレゴン大学のバッハ音楽への取り組みは「ヘルムート・リリング」を大学に招聘して音楽教育を充実させ、その成果として行った音楽会が発端となって今や「オレゴン大学バッハフェスティバル」となり、バッハ宗教音楽の研究・演奏の一大拠点になっています。デジタルバッハプロジェクトでは「マタイ受難曲・ゴールドベルグ変奏曲など」バッハの主要作品に関する「楽譜・対訳・演奏」が連動して閲覧・視聴できるようになっています。バッハの自筆楽譜もをふんだんに使っているので、バッハの美しい記譜技術を見ることができます。

難解そうなバッハの宗教曲もこのような最新技術を使った解説があると馴染みやすいと思います。ヨーロッパの演奏伝統とアメリカの最新IT技術が融合した素晴らしい取り組みだと思います。
11月12日(水)
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