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Kenの日記
by Ken
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■注文していた「CD」が到着
10月4日に注文していたCDが昨日23日漸く到着しました。今回注文したのは以下の2セットのCDです。

1.ヘルムート・リリング指揮:バッハ宗教合唱曲集(マタイ・ヨハネ・クリスマス・ロ短調ミサ)
2.アメリカンソプラノ「アーリーン・オジェー」(2枚組)

二つのCDセットは何れもアメリカのソプラノ歌手「アーリーン・オジェー」が歌っている作品です。オジェーのCDとしては「シューベルト・ゲーテ歌曲集」「エリック・ヴェルヴァのチェンバロ伴奏のリサイタルのCD」を聴き込み、もっと沢山のオジェーの歌が聞きたくなって注文したものでした。

「アーリーン・オジェー」が亡くなって20年以上経ちますし、地味なCDなので扱っているテンポが少ないので探すのに苦労しました。会員になってポイント集めているタワーレコードや以前利用していたHMV、楽天、アマゾンなどのネット情報を調べた結果、アメリカの「ImportCD」という会社が二つとも扱っていて価格も安かったので注文したのでした。

価格的に言うと日本の販売ショップに比べてバッハは約1000円安く、リサイタルCDは700円程度安かったです。アメリカからの送料が一セット350円かかり二セットで700円になりますが、送料を入れても随分安く買えました。問題は配送に時間がかかったことでしょうか。注文から20日間程度かかってしまったので、到着が待ち遠しく聞きたくてむずむずしていました。配送元はアメリカケンタッキー州のシェファードヴィルという町からでした。アメリカから遥々やってきたのですから仕方ないですね。

クラシック音楽CDは非常に難しい局面にあると思っています。MP3とか圧縮した形でネットからダウンロードできるようになってきていますので、音質に拘らなければ「必要な音楽」だけダウンロードできます。小さいとは言えCDの保管場所も必要無いですから便利です。一方CDより格段に音質を向上させた(と宣伝している)高音質な音楽CDも出始めています。最近のクラシック録音はかなりの高音質で録っていますから、音盤にする時に高級素材を使うと音質が格段に向上するのかもしれません。

しかし私はCDの復活は嘗ての「名演奏(モノラル録音を含む)の高品質化」での再発売にあると思っています。技術が進んで昔の白黒画像をカラー映像に変えることは既に可能になっています。昔の音源を高音質で再現できる技術を開発して欲しいと思います。モノラル音源のステレオ化でもOKです。我が家のフルトヴェングラー(英雄)の擬似ステレオ版は結構聞きやすいです。

と考えるのは、天才音楽家はそう簡単には現れないと思っているからです。19世紀から20世紀は大規模な戦争が発生した世紀でしたが、それを渦中に生きた人間の苦悩は「音楽再現」で多くの天才を育んだと思います。トスカニーニ、フルトヴェングラーはモノラル音源は沢山ありますがステレオは殆どありません。上に書いた「アーリーン・オジェー」も20世紀の天才ですが、残念なことにその音盤は殆ど廃盤になっています。オジェーについてはその録音の殆どがステレオですので再発売してくれるだけで良いのですが。
10月23日(木)
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