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Kenの日記
by Ken
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■ねずみ退治には猫?
イギリスの庶民院(House of Common)建物で「ねずみ」が大量発生して困っているのだそうです。この事態にイギリス首相官邸の例に倣って「猫」を導入しようという提案が議員からなされたそうです。しかし議会の入っている建物が「ウエストミンスター宮電」で巨大なため建物の大きさからすると「大量の猫」が必要となり、夜間にその猫を放すと様々な問題が出そうなのでこの提案は却下されて別のネズミ駆除対策が講じられることになったようです。
イギリス首相官邸には「The Chief of Mouser」として「Larry」と言う猫が飼われています。「Larry」は「Battesea Gogs and Cats Home」からネズミ取り術が優れているということで選ばれて首相官邸に派遣されたのでした。これに倣って国会でも「猫導入を」という提案になったようです。
この提案並びに審議はイギリス庶民院(下院)で行われたものですが、昨今、日本では「ウチワ」だとか「観劇補助金」だとか「SMバーの支払い」だとかいう議論が渦巻いていることを考えると、非常に微笑ましく伝統の重みを感じさせるものです。しかし「ネズミ対策」には本当に「猫」を買うことは真剣に考えられている所が重要だと思いました。首相官邸の「Larry」もそうですが、できれば「ねずみ退治薬物」などを使わずにできるだけ自然な形で「ネズミ」を駆除しようと考えていることが伝わります。
日本の街中で見かける動物といえば、カラス・雀などの鳥の他は「猫」程度です。多くの外国の都会の公園にリスが住んでいる状況とは違っています。インドのニューデリー・ムンバイなどの大都会では「リス」は勿論のこと、野良の牛・猿・犬が豊富です。ニューデリーのインディラガンジー国際空港の建物内ではのんびりと歩く野良犬を見たことがありますし、先日行ったイタリアの「ナポリセントラル駅」構内でも呑気な野良犬が歩いていました。野良動物がのんびりと過ごせる「街」は「人にも優しい」町であると思います。
10月24日(金)
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