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Kenの日記
by Ken
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■インチョンアジア大会閉会
韓国のインチョンで行われていたアジア大会が閉幕しました。水泳・体操などの日本人選手の活躍があってテレビ観戦は結構楽しめたと思います。全体を通して幾つか気になったポイントがありますので記録しておきます。

まずインチョンの競技場での観客の数が極端に少なかったことは競技をする選手にも寂しかったのではないでしょうか。テレビ中継が収入源になっているので、競技場へ入場者を集めることには特段の手立てをしなったのかもしれません。しかし決勝種目が夕方から夜に設定され、各国選手がメダルを競い合った陸上競種目で、パラパラしか観客が入っていない状況は非常に寂しいものがありました。韓国選手向けの声援は確かに大きかったですが、折角外国の選手が韓国を訪れたのですから、激励の声援をもっと欲しかったと思います。

日本でのテレビ放送はNHKとTBSが行いました。NHKは外国選手同士の試合なども放送して公共放送として役割を果たしたと思いますが、今回のTBSの放送には非常に「戸惑う」ものがありました。それは並行して行われている競技、あるいは既に終了している競技を「番組を面白くしようとする小細工」で、あたかもこれから行われるかのように放送したことです。画面の下隅に「LIVE録画」と小さく入れていますが、進行役のアナウンサーは結果がすでに分かっているにも拘わらず、これから競技が始まるかのように場を盛り上げていました。

このような番組編集は、「LIVE]と違ってコマーシャルを自由に挿入することができるし、美味しい場面だけを繋いで提供するので、視聴者を「飽きさせない」で番組に繋ぎとめる効果があることは分かります。しかし「嘘」を言ってはいけません。生放送の番組進行役が既に終わっている競技を「これから行われます」と表現するのは明らかに「嘘」です。

外国で行われるスポーツ番組録画があたかも「LIVE」のように放送される例は確かに増えてはいますが、それは視聴者も納得済みで見ている場合が殆どです。今回のインチョンアジア大会のように時差の小さくて数時間前に行われた競技などでは事実をキチンと知らせるべきだと思いました。競技は「録画」で番組進行が「LIVE」の場合と競技・番組進行ともに「LIVE」であることの区別ははっきりさせるべきだと思います。
10月04日(土)
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