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Kenの日記
by Ken
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■イスラム国の戦闘員
「イスラム国(ISIS)」が放映したアメリカ人ジャーナリスト処刑映像で刑を執行した戦闘員が「イギリス訛り」であったこともあって、イスラム国の非常に強力な戦闘員が外国で訓練されてシリア・イラクに集まっていると想定されています。CNNは「イスラム国(ISIS)」の戦闘員の出身地域情報を報道しました。この情報はCNNが世界25カ国の政府筋から収集したものだそうです。出身者の多い10か国の国別の戦闘員の数は凡そ以下のようになっています。

1. チュニジア   3000名
2. サウジアラビア 2500名
3. モロッコ    1500名
4. ロシア      800名以上
5. フランス     700名以上
6. イギリス     500名
7. トルコ      400名
8. オーストラリア  250名
9. ベルギー     250名
10.アルジェリア   200名


こういう国の若者が高等教育を受け、戦闘に必要な体力・技能も身に付けてやってきて、資金のある「ISIS」が最新鋭の武器を揃えているのですから強いの当たり前だと思います。しかも「イスラム原理主義」に基づいて異教徒と戦うことを「聖戦」として位置づけ、敵を容赦なく打ち砕くことが「義務」とされますから、相手をする方は堪ったものではありません。シリア・イラク政府軍が各所で敗北していることはある意味当然と言えます。


フランス・イギリス・ロシア・オーストラリア等の先進国の若者がなぜ「イスラム原理主義」に傾いていくのかその理由がはっきりしません。日本の「オーム真理教」の信者がかなり優秀な人で、そういう人達が残酷な事件を起こしたことに現象的には似ていると思います。しかし、世界のイスラム教徒の殆どの方達は善良で平和を愛する優しい人々だと思います。同じように「コーラン」を奉ずる極少数の人達が何故「超過激」になるのか。この問題を「宗教」の問題とはせずに、「社会」あるいは「組織」の問題として対処していくことが大切だと思います。
09月02日(火)
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