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Kenの日記
by Ken
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■マレーシア航空機がまた遭難
ウクライナ東部のウクライナ反政府軍が実行支配する紛争地域で「マレーシア航空」の旅客機が撃墜されまました。乗客・乗員259名全員が死亡したようです。旅客機はロシア製の「地対空ミサイル」で撃墜されたようです。この兵器はウクライナ・反政府勢力、ロシアが保有しているもので、アメリカ軍が発射地点の特定を急いでいるようです。フライトレコーダはウクライナ反政府組織が回収したそうですから、今回の撃墜事件の詳細が判明するには時間がかかりそうです。

ロシア製地対空ミサイルの「BUK」は高度20000メールまで到達可能で、時速4300Kmで飛行するのだそうです。ウクライナ上空10000メートルを飛行中の旅客機には、地上から発射から数十秒で到達可能だそうですから飛行中の乗客と乗員は突然の空中爆発に遭遇したことになります。10000メートル上空での被弾でも墜落現場の機体散乱面積はさほど広域ではないようなので、旅客機は飛行不能に陥って地上に墜落して爆発・炎上したのだと思います。乗客・乗員の恐怖は如何ほどであったか想像すると胸が悼みます。

今回の事件によって、紛争地域の上空を通過する民間旅客機に危険が迫っていることが現実だということがはっきりしました。現代の紛争に使用される武器の性能は非常に進歩しているのです。アメリカは数日前からウクライナ上空の民間飛行機通過を差し控えるよう情報を流していたようですが、マレーシア航空はその情報を本気にせずにいたようです。

現在、ウクライナに加えて、パレスチナのガザ地区、イラク・シリアの北部、アフリカの幾つかの国の民族対立と解決されない紛争地域が増えてきています。日本を含めた「死の商人」は最新鋭の武器を輸出していますから、そうした紛争地域の市民に加えて、第3国の人々まで危険に晒される可能性が高まっています。平和のために本気で戦っているのは、ローマ法王ただ一人のような気がしてなりません。
07月18日(金)
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