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Kenの日記
by Ken
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■Jリーグ再開
ブラジルワールドカップで中断していたJリーグが今日から再開しました。ワールドカップ出場の全日本の主力はの多くは海外の所属チームに戻り、ザッケローニ全監督は既にイタリアに帰国し、Jリーグ第15節が粛々と始まりました。これで良いのでしょうか。
ワールドカップで優勝したドイツはドイツブンデスリーグのバイエルンミュンヘンの選手を多く集めました。言わば国内リーグの最強チームを基本にして海外で活躍する優秀な選手を混ぜたチーム編成です。国内最強のバイエルンミュンヘンの「戦い方」が代表チーム闘い方の基本になっています。海外で活躍する選手はそこに違った味付けをするのですが基本料理はあくまでドイツ流。
Jリーグ選手は残念ながら代表チームの主力には選ばれません。海外のそれぞれの国のサッカーに順応してそこそこ活躍し、しかし決して圧倒的な主力にはなれない選手達が、たまに集まって日本代表チームを構成します。海外組みが日本代表に招集されると、周りの選手の実力が自分の所属する強豪チームと歴然とした差があるために思うような活躍が出来ません。しかし自分の実力を過信している海外組は高望みします。Jリーグ組みは「海外の有名チーム所属」というだけで遠慮がちになり、堂々とポジション争いをすることを避けてしまいます。
サッカー協会は今回のワールドカップの結果を受け止めてしっかりした対策を採って欲しいと思います。色々ありますが、まず取り組んで欲しいのは「J1リーグ」のレベルアップです。これまでの方向性はチーム数を増やす、あるいは地方でのJリーグチームを育成を図り、全体的なサーカー人口を増やす戦略だったと思います。しかしその結果「J1チーム」の選手層が薄くなり、一方で優秀な選手は海外に移籍して「J1チーム」が弱体化していると思います。プレミアリーグ・ブンデスリーグ、リーガ等でもそうですが、非常に強いチームと弱小チームが存在します。そうしたリーグでは2〜3の強力なチームがリーグ全体を支え、リーグで優勝する「誇り・伝統」を形成しています。
日本では「Jリーグ優勝」の地位を格段に高めなければならないと思います。多くのチームに分散している宣伝料を「優勝」チームにもっともっと傾斜配分すべきだと思います。また「アジア」での戦いをもっと重視しなければならないと思います。アジア諸国が切磋琢磨しなければ全体の底上げはできません。米州・アフリカ諸国の今回のワールドカップでの活躍は驚くべきものでした。ヨーロッパだけに眼を向けずに、そうした国々・地域の育成方法を勉強することも必要だと思います。
07月19日(土)
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