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Kenの日記
by Ken
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■千葉の「梨」
「梨」の美味しい季節なので、名産地の「千葉」まで行ってみることにしました。目指したのは「千葉県鎌ヶ谷市」です。東京外環の下を走る国道298号線を走れば方向としては合っているはずなので、新京成線の「くぬぎ台」を目的地に指定して出発しました。298号線は松戸近くの国道6号線まで片側2車線の道が続いていて、それ以南の国道と、三郷以南の外環の工事が進んでいました。
国道6号から国道464号に入って鎌ヶ谷までいったのですが、途中の松戸市郊外から市川市大町地区、鎌ヶ谷の初富地区の沿線には多くの梨園がありました。梨園(果樹園)の印は遠くからも良く分かる「宅配便会社の幟」です。この時期はどこの果樹園でも地方発送に大忙のようです。
「梨」を買う前に昼食を食べるために東武野田線鎌ヶ谷駅近くの「ドクトーレ」というイタリアンのレストランに行きました。今日のドライブで最も渋滞したのは鎌ヶ谷市内でした。新京成線の踏み切り渋滞、複雑に交差する幹線道路での渋滞と道路事情が悪いことは明白でした。
「ドクトーレ」さんも鎌ヶ谷駅近くにしては幹線から少し入った複雑な地形のところにありました。これから付近の開発は大変だろうと思われます。ドクトーレさんは「博士レストランビレッジ」という中に「タイ料理店」と並んで広建物を構えていました。庭を見渡せるテラス席もあるのですが、あついので室内の席にしました。ネットで鎌ヶ谷付近の「窯焼きピザ」を検索して探し当てたのですが、ナポリのヴェスビーオさんの石で作ったという立派なガス窯がありました。「博士レストラン」とは少し変わった名前ですが、オーナーのお父さんが医学博士、オーナのご兄弟二人も医学博士で、栄養学を研究し身体に良い健康的な食べ物を扱ってきているのだそうです。自家製のパスタは色々な工夫がなされているようです。
今日注文したのは「マルゲリータ」と「マリナーラ」です。最初にお願いしたマルゲリータはチーズを「塊」ではなく細かくして使ったようでチーズの「白」は明確に区別できるものではありませんでしたが、その味はかなり完成度の高いものでした。まず焼き加減は最高だと思いました。保温性の良い石釜をガスの炎で強烈に熱することとなるため多分かなりの高温が得られるのだと思いますが、ピザ生地の縁・裏のパリパリ感と表面のトマトソース・チーズのトローリ感の絶妙さは他ではなかなか味わえない領域だとおもいました。トマトソースはチーズ・オリーブオイルと交じり合って複雑な味わいに仕上がっていました。
これに対し後で食べた「マリナーラ」はトマトソースの味が前面に出すぎていて、もう少し別な仕上げ方もあるかなという感じでした。トマトソースは全体に甘味が強くてトマト本来の味がしないのです。また「大蒜」の両が少ないので大蒜の味は殆どしませんでした。レストラン全体が高級感があり室内装飾も立派なので料理の味にも気を使っているのかなと思いました。でもマリナーラでは、トマト独特の臭みと大蒜の強烈な味を出さなければ、訴えるものが亡くなってしまいます。全体としてはトスカナ、ヴェネチア方面の料理が得意のように見えました。
昼食後鎌ヶ谷市内の梨園で大玉の「幸水」を買い、松戸の梨園にも寄って追加買いをしながら梨の話を聞いてきました。昔は梨の種類に「二十世紀」「長十郎」の2種類しかなく、収穫期が集中するので収穫できなくて無駄になった梨が多かったけれど、最近は実る時期が異なる梨の種類が追加され順番に実っていくので無駄が無くなったと仰っていました。途中近くを通った「千葉大学園芸学部」の功績だろうと思われます。
08月16日(金)
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