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Kenの日記
by Ken
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■川口「DowDow」(ビストロムッシュドウドウ)
川口駅近くの川口銀座商店街(と言う名称らしい)の北端にあるフランス料理の店でランチを頂きました。元々フランス料理のところをガス窯を設置してピザを始めたようです。ネットで「マルゲリータピザ」で検索して出てきたので期待して行ってみました。
川口リリアホールで今年6月に行われるオペラ「椿姫」のチケットを買うためにリリアのプレイガイドに寄った帰りに行きました。同じ埼玉県でも川口駅近辺は殆ど始めて散策でした。歩行者天国の銀座商店街は賑わっていましたが、伝統的な古い商店と最近のディスカウントストアタイプの店舗が混在する、何とも表現の難しい商店街でした。
レストランで注文したのは、妻と二人でトマト風味のスパゲッティとマルゲリータピザ。ランチなのでこれにサラダとコーヒーが付きました。このランチなら立派なイタリアンです。でも料理を食べ初めると「惜しい」「もう少しの所なのだけれど」という感想を持たざるを得なかったです。
それは素材(ピザならピザ生地、トマトソース、チーズ、スパゲッティならメン、野菜、トマトソース、ベーコンなど)の味は非常に良く、しっかり素材を選んで仕入れていることが分かります。しかしその「調理方法」の「決め手」のところで「もうひとつ」という感じを禁じえない。ピザでいうと「縁」と「中央部分」の厚さの違いが少なく、オリーブオイルの量が少ないようで「トマトソース、チーズ、オリーブオイル」の一体感が出ていないのです。もっともっとトロトロ感が欲しかった。
スパゲッティでもやはりオリーブオイルとニンニク風味(塩味も)が足りなくてパンチが利いていなくて、パスタの茹で具合はほんの少し長すぎるようで料理の「芯」の部分がはっきりしないのです。パスタについては茹で具合なのか、その後の炒め時間が長すぎたのかは分かりませんが。
こうした「今一歩」の理由はフランス料理とイタリア料理の違いが現れていのではないかと思われます。フランス料理はどちらかというとバターの味付けだと思います。塩分を含むバターを使用する場合バターの塩分を計算に入れて味を調えることになると思います。しかしイタリア料理では味の基本(仕上げも)オリーブオイルであり、これの風味付けにニンニクは欠かせません。さらにマイルドなオリーブオイルとトマトソースをシャキっとさせるための適量な塩分が必要になります。
そしてパスタの茹で具合、ピザの焼き具合がこれらの味の絡み方に関係してくるのだと思います。次に行く機会があったら今度はフランス料理を食べてみたいと思いました。
02月03日(日)
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